サッカーJ1ファジアーノ岡山は8日、今年の初戦となる「百年構想リーグ」開幕戦をアウェーでアビスパ福岡と戦う。リーグ戦の…

 サッカーJ1ファジアーノ岡山は8日、今年の初戦となる「百年構想リーグ」開幕戦をアウェーでアビスパ福岡と戦う。リーグ戦の秋春制移行に伴う特別大会で、PK戦で必ず決着をつける。空席になった正GK争いが注目だ。

 これまでにJ1昇格と初年度の残留に大きく貢献したGKスベンド・ブローダーセンが川崎フロンターレへ移籍。4人中3人が新加入のGK陣で一歩前へ出ているのがJ2大分トリニータから移籍してきた浜田太郎だ。

 和歌山県出身で、大阪産業大から大分でプロ入り。J3への期限付き移籍を経て、2024年に大分で頭角を現し、昨季は29試合に出場。初のJ1への移籍を勝ち取った。「緊張や不安より楽しみの方が大きい」と意気込む。

 得意はシュートストップとロングキック。特別大会を勝ち抜く鍵になりそうなPK戦は「好きです」と即答する。「決められて当たり前、止めて勝ったらGKのおかげと評価される。ポジティブな要素しかない」

 相手の過去のPKの映像を見るより、キッカーの試合でのプレーを元にコースを読む。高校や大学ではPK戦で負けた覚えはないという。

 木山隆之監督は正GKの人選については明言を避けた。ただ、浜田については「昨年たくさん試合経験を積み、安定感と落ち着きを見せてくれている」と評価する。

 ドイツ人GKレナート・モーザーは来日が遅れて調整途上で、高卒新人の松田駿はこれからに期待。ベテランの川浪吾郎はチームの下支えを担う立場でもあり、自然と浜田に注目が集まっている。

 浜田本人は「厳しい争いになるだろうが、常に先発GKとして振る舞いたい」という。出場の有無にかかわらず、常に自分が試合に出る意識を保つ決意だ。

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 新シーズン開幕を控え、森井悠社長と選手が4日に県庁を表敬訪問した。今季も副将を務めるMF田部井涼は「昨年J1で学んだことをいかし、さらに進化していく」とあいさつ。伊原木隆太知事に新しいユニホームを贈った。14日の2戦目はアウェーでサンフレッチェ広島との「中国ダービー」。知事は「さっそくこれを着ていきます」と喜んでいた。(大野宏)