第98回選抜高校野球大会(センバツ)に出場する32校が決まった。3月6日の組み合わせ抽選を経て、3月19日に阪神甲子園球…

第98回選抜高校野球大会(センバツ)に出場する32校が決まった。3月6日の組み合わせ抽選を経て、3月19日に阪神甲子園球場で開幕を迎える。熱い戦いを繰り広げるチームの昨年秋のメンバーを紹介していきたい。

 昨秋の九州大会で4強だった熊本工(熊本)が、2017年以来、9年ぶりのセンバツ出場を手にした。九州でも屈指の名門が復活。4強入りした2007年以来のセンバツ白星を目指す。

 昨年秋の熊本大会では強豪を次々と倒して、実に26季ぶりの優勝を果たした。準々決勝で宿敵の九州学院に勝利。準決勝では昨夏甲子園出場の東海大熊本星翔を8回コールドで破り、決勝では有明 [https://www.hb-nippon.com/teams/4290]を9回サヨナラの1対0で下した。伝統の堅い守りは健在で、熊本大会5試合で失点は3。完封試合が3試合あった。

 九州大会でも福岡の強豪、福岡大大濠と、沖縄の新鋭、ウェルネス沖縄を破って4強入り。長崎日大(長崎)に3対4で逆転負けを喫したが、7回までは3対0とリードしていた。久しぶりに熊本を制した「老舗」が強さを復活させ、聖地に乗り込む。

 投手陣では背番号4の堤 大輔内野手(2年)が投手として九州大会で活躍を見せた。3試合すべてに先発し、初戦と準々決勝は2戦連続でともに1失点の完投勝利。主将を務める背番号1の井藤 啓稀投手(2年)を上回る貢献度だった。

 打線では前チームで4番だった山口 悠悟外野手(2年)が大当たり。3番として出場した九州大会、3試合で12打数8安打、打率.667と大暴れし、7打点とともに「チーム2冠」の数字を残した。初戦は先制打を含む2安打、準々決勝は3安打を放ち、準決勝では先制打を含む3安打3打点と、敗戦のなかチームの得点すべてをたたき出した。1年夏からレギュラーで出場してきた巧打者が打線をグイグイと引っ張る。

 その他、背番号10で9番に抜擢された岡崎 琉生内野手(2年)が打率5割をマーク。7番の中村 凌捕手(1年)と、1番の東 彰悟外野手(2年)がそれぞれ4割を超える打率を残した。

 チーム打率こそ高くはないが、中軸打線が機能して効率よく得点を重ね、背番号4の右腕がそれを守ってきた。センバツでは、投打ともにさらにレベルアップした名門の活躍に期待したい。