ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)開幕前からノルディックスキー・ジャンプでの「ペニス注射」騒動を受け、世界アンチ・…
ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)開幕前からノルディックスキー・ジャンプでの「ペニス注射」騒動を受け、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が動きだす可能性が出てきた。ドイツ紙ビルトが1月上旬、一部の選手がジャンプのスーツ下半身に装着するコンドームのような器具にヒアルロン酸とシリコンを注射し、飛距離を伸ばそうとしていると報道。欧州各国で「ペニスゲート」として報じられたことを受け、WADAのオリヴィエ・ニグリ事務局長が五輪での記者会見で対応した。
ジャンプスーツの股下部分は3Dスキャナーで採寸し、股下はもっとも低い位置から計測される。そのため股下が長いとジャンプスーツの表面積が広くなり、降下速度が抑えられて飛距離が伸びるとされるが、この不正行為が明らかになった選手はいない。
ニグリ事務局長は「スキージャンプの詳細については知らない、それがどのようにパフォーマンスを向上させるのかも知らない」と前起きした上で「もし何か明らかになった場合、ドーピング関連かどうかを調べる。パフォーマンスを向上させるための他の手段(非ドーピング)については対応しない」と説明した。
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は「さらなるスーツ測定は予定されていない。しかし複雑な問題を改善するための方法には取り組んでいる」とし、手動計測も検討しているという。また3Dスキャン後に各スーツに不正開封防止のマイクロチップが取り付けられたかどうかを検査するコントロールチェックポイントが設置されているそうだ。