NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第7節(交流戦…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2026年2月7日(土)13:00 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 埼玉パナソニックワイルドナイツ

埼玉パナソニックワイルドナイツ(D1 カンファレンスA)


けががあり開幕節以来のメンバー入りとなった。埼玉パナソニックワイルドナイツの小山大輝選手

「いまは本当に、チームファースト。もう一度、優勝したい」

埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)の小山大輝は今季に懸ける思いを口にした。

「一昨年は決勝で負けて、昨年は決勝にも行けなかった。今年こそ、優勝をつかみ取りたいです」

その思いがあふれた、今季開幕節での活躍だった。スクラムハーフとしての安定した球さばきに加え、ひと際存在感を放ったのはディフェンスでの働き。「埼玉WKでは、ポジションに関係なく“まずはディフェンス”という考え方が徹底されています」。ゲームテンポを操る役割が注目されがちなスクラムハーフにおいても、優先順位は揺るがない。守備からターンオーバーを起こし、一気にアタックへと転じる。その流れこそが、入団当初から変わらぬチームカルチャーだ。

46対0というスコアが示すとおり、2連覇中の王者・東芝ブレイブルーパス東京を相手にも完璧な試合内容で、チームは初陣を飾った。だが当の小山は試合終了間際に負傷し、全治約8週間。「調子が良かっただけに、自分でも驚きました」。年を越すまで、寒空の下で仲間の背中を見つめる時間が続いた。

その間に若手スクラムハーフの3人が台頭した。なかでも本堂杏虎、李錦寿の2人は初キャップをつかむ。「誰が出ても埼玉WKのプレーができている。それぞれキャラクターが違うので、チームにハマればチャンスは広がる」と、小山は仲間の成長を歓迎する。

ただし、「負けたくない気持ちはいまもずっと持っています」と一線を引いた。「僕が一番試合経験があるからといって、試合に出られる保証はありません。やっぱりみんな、良いんで。いつ(ポジションを)取られるか分からない。試合ごとの成果が求められています」。ハーフ団最年長としての覚悟を口にする。

バイウィークを経て迎える第7節、リコーブラックラムズ東京戦で、小山は復帰を迎える。相手キャプテンには同じスクラムハーフの世界的名手、TJ・ペレナラが待ち受ける。

「彼は一人で流れを変えられる選手。だからこそ、その強みを封じたい。相手がアタックしづらいディフェンスをしたいです」。

スクラムハーフであっても、まず志すはディフェンス。守りから流れを引き寄せ、チームを前に進める。その役割を全うすることが、“31歳・小山大輝”の変わらぬ使命である。

(原田友莉子)