NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第7節(交流戦…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2026年2月7日(土)12:00 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 静岡ブルーレヴズ

コベルコ神戸スティーラーズ(D1 カンファレンスB)


193cmの大型センター、コベルコ神戸スティーラーズのタリ・イオアサ選手

チームに勢いをもたらす先制トライを決めたコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)のタリ・イオアサ。前節、13番で先発に抜擢された21歳は、そのトライ直後に弾けるような喜びを表現した。「プレーする上では楽しまなきゃいけないと思っています」。ニュージーランド出身。193cmの大型センターは、相好を柔らかく崩した。

そんな彼に大きな影響を与えた存在は「お父さん」だと言う。子供時代、福岡サニックスブルースに所属した父タファイ・イオアサさんらと福岡で生活。神戸S加入に際し、「日本に来る判断をサポートしてくれたのは一番大きかったと思います」と感謝する。

その父は「厳しい」のだそうだ。「本当に優しい人なんですけど、自分には厳しい(笑)」。高校時代、自身が通う学校のファーストフィフティーン(いわゆる1軍)のコーチを務めていたという父。ある日の練習で、「自分がミスしたとき、フィールドの逆サイドからめちゃくちゃ叫ばれて……。『正しくできるまでフィールド上に戻ってくるな』って言われました」と回想。「厳しい」を苦笑いで連呼した彼だが、それは必要なことだったと受け止めている。

「だからこそ、いまミスをすることを恐れずに済んでいるのかなと。チャレンジする精神を持っているのはそのおかげなのかなと思っていますし、常に学べることがあるということだと思います」

イオアサにとって家族は大切な存在だ。父と母、そして、自身と双子の兄、弟2人の6人家族。「自分自身がどれだけ最高の選手になれるか、そのためのサポートを全力でしてくれています。試合に出られるようになってきて、家族全員がすごく喜んでくれています。自分自身がベストを尽くせることを家族は祈ってくれています」。堂々とリーグワンで戦う若者、その心を家族が支えている。

今節は12番を背負うが、その真横には同じニュージーランド出身で同国代表88キャップを誇る世界的プレーヤー、アントン・レイナートブラウンがいる。「学べるチャンス。オールブラックスの横でプレーできることは、自分にとっても本当に楽しみなことです」。着実にキラめいてきた新鋭は、ホストゲームのフィールドを思う存分、楽しむつもりだ。

(小野慶太)