2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会を控え、Jリーグでは28年ぶりにPK戦が復活する。2~6月に行わ…
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会を控え、Jリーグでは28年ぶりにPK戦が復活する。2~6月に行われる特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」は90分を戦って決着がつかない場合は引き分けとはせず、PK戦で勝敗を決する(延長戦はなし)。地域リーグラウンドではPK戦による勝利が勝ち点2、負けても勝ち点1を得られる。
J3福島ユナイテッドFCに加入した58歳のFW三浦知良(カズ)は「蹴る機会があったら今まで通り蹴りたい。PKは独特な緊張感がある。選手も成長できる場面で、面白いんじゃないかと思う」と話していた。
90分で勝ちきるに越したことはないが、緊張感のある状況でのPK戦は選手の技術や精神力が試される。日本代表は過去のW杯で2度、決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に屈し、8強入りを逃した。
国際サッカー連盟(FIFA)で競技普及部門のトップを務めるアーセン・ベンゲル氏(元J1名古屋グランパス監督)は「(W杯において)PK戦は大きな役割を果たす。ノックアウト方式で行われる決勝トーナメントでは非常に重要になる」と話していた。
カズが日本代表として活躍していた1993~98年のJリーグはPK戦が行われていた。J1リーグ戦で計100試合。強かったのは浦和レッズで通算11勝6敗、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)も10勝4敗と好成績だった。一方、ガンバ大阪は4勝12敗と苦手。カズが所属し、当時黄金期にあったヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)は6勝10敗と黒星が先行していた。
PK戦で強さを見せていた当時の浦和はGK田北雄気、土田尚史が気迫を見せ、横浜MもGK松永成立、川口能活の日本代表守護神が数多くのPKをストップした。PK戦はGKにスポットライトがあたる舞台。GKの腕の見せどころにもなる。【石川秀和】