阪神・近本光司外野手(31)と大山悠輔内野手(31)が、同学年対談を行った。ともにドラフト1位で入団し、今やチームの看…

 阪神・近本光司外野手(31)と大山悠輔内野手(31)が、同学年対談を行った。ともにドラフト1位で入団し、今やチームの看板選手となった2人。プロ野球選手として中堅に差しかかり“30代の世界観”について語り合った。また、野球以外で行う社会貢献活動の意義や常勝軍団であり続けるために必要なことも明かした。

  ◇  ◇

 -2人とも野球を通しての社会貢献活動を大切にしている(※注)。そこに関しての思いは。

 近本「全ては野球のためなんですけど、野球のための人生ではなくて野球だけの人生でもない。チームが勝つためにということを前提に置いて、いろんな見え方だったりいろんな人から話を聞く活動をして感じることは、おそらくたくさんあると思う。毎日試合があるので、モチベーションを保つことはそもそも難しい。だからどういう風にモチベーションを上げるきっかけを作るのかというのがすごく大事になってくるんじゃないかなと思う。それは自分のためでもあるし、子どもたちのためでもあるようなことをしたいという思いでやっています」

 大山「ありがたいことにこうやってたくさんの方に名前と顔を知ってもらえて。だからこそ発信力というか、そういったものもあるなとは感じています。今回は動物に関しての活動ですけど、実際に猫を飼って生き物の存在の大きさというのを感じました。それをたくさんの人に伝えたいと思いますし、まだ僕が知らない問題や大変なことはあると思う。そうやって発信することによってその問題や大変さなどを、たくさんの方に知ってもらえればなと。あとはやっぱりいろんな方がいて、今がある。そういったところで少しでも感謝の気持ちというか、そういうものを行動に移したいなと思っていますね」

 -大山選手から見た近本選手の活躍は。

 大山「いつも通りというか。それが一番難しいんですけどね。それを1年目からずっと続けている。継続することの難しさは分かっていますし、すごく尊敬しています。同い年ですし、刺激をもらう。それは毎年思っていますね」

 -近本選手から見た大山選手は。

 近本「(森下、佐藤輝にとっては)『後ろに大山さんがいるから』という気持ちが、すごく大きいと思う。その存在は彼ら2人に対してだけでなくチームにとってもすごく大きかったんじゃないかなと。後輩やチームメートへの振る舞いに関しても、コミュニケーションをしっかり取ってくれているし、チーム自体を支えてくれる存在。すごく感謝しています」

 -阪神が黄金期を続けるために後輩へ思うこと。

 大山「一つ勝つことの難しさ、大変さは全員が分かってくれたと思う。どれだけ1試合に懸けられるか。その気持ちは後輩だけでなく、僕たちタイガースとして戦っている以上は持たなきゃいけない。まずは僕たちがそういう気持ちを強く持つ必要があると思う。(後輩たちは)それを見て何かを感じ取ってくれればいいのかなと。そうやって見せられるように、まずは自分が頑張りたいなと思います」

 -最後に、今季の目標を。

 大山「リーグ優勝。それが一番ですし、そこしか見てないです。個人としてもそうですし、チームとしてどれだけその思いを強く持てるかだと思います。先ほども言いましたが、どれだけ1試合に懸けられるかだと思うので。それを目指して、頑張っていきたい」

 近本「本当に自分たちの仕事を発揮すれば、多分勝てると思う。だから僕自身もそれを発揮しやすいようにコンディションを整えたり、パフォーマンスを上げたり。それをこのキャンプからやって、シーズンに入っても常に維持する、常により良くするように取り組んでいきたい」

 ※注…近本は24年に一般社団法人「LINK UP」を設立して離島支援や地方創生活動に注力。昨年4月には芦屋市教育委員会とセンス・トラスト株式会社と三者連携による「一歩踏み出す勇気 未来につなぐプロジェクト」を本格始動させ、子どもたちが自らの可能性を広げることを目指す教育プログラムを支援している。

 大山は公益社団法人アニマル・ドネーション(日本初の動物専用寄付サイトを運営)の「AWGs Special アンバサダー」に就任。先月26日には球団から、大山が同団体に100万円を寄付したことが発表された。AWGsとは動物の目線で考えたSDGsとして“一緒に犬猫の住む世界を変えよう”がスローガン。今後もアンバサダーとして動物福祉の向上に尽力する。