【バルディフィエメ(イタリア)4日=松末守司】ノルディックスキー・ジャンプ女子の公式練習が行われ、18年平昌五輪銅メダル…

【バルディフィエメ(イタリア)4日=松末守司】ノルディックスキー・ジャンプ女子の公式練習が行われ、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が、プレダッツォ・ジャンプ競技場で初飛びを行った。

 3本のジャンプを飛び、1回目は93・5メートル、2回目は94・5メートル。3回目は鋭く空中に飛び出すと97・5メートルを飛び全体7位だった。「夏に飛んだ時とはまた感覚は変わったなという印象。1本目は刺さってしまったが、2本目、3本目はこのジャンプ台に合うような方向性でいけたかな。でも、アジャストできたかと言われるとそこまではない」と好感触とはいかなかった。

 2日にW杯ビリンゲン大会が行われていたドイツから直接、ミラノ入り。4度目の五輪で選手村での生活は満喫している。「ピザもパスタも、肉もいろんな種類の肉がありますね。やはりチーズが美味しいですね」と話す。6日の開会式には「できればでたいなと思っているけど、2時間くらい拘束されるので。ただ、気持ち的には出たい」と前向きだった。

 雪辱の時が近づいている。女子は8日(日本時間)のノーマルヒルからスタートし、混合団体(11日)、ラージヒル(15日)と続く。過去3度の五輪では、18年平昌五輪での銅メダルを獲得しているが、金メダル有力候補として出場した14年ソチ五輪は4位、前回22年北京五輪では混合団体でスーツの規定違反で失格と大舞台では思うような結果を残せてはいない。それだけに今五輪にかける思いは強い。「毎オリンピック、毎オリンピック余裕がない感じで入ってくるのでオリンピックを楽しむということが全然、できていなかったかな。今もそうかと言われると今の課題を改善するにのいっぱい、いっぱいで…。ただ、ビリンゲン(大会)であまりいい流れをつかめなかったのでそこから考えるとこのジャンプ台に合わせられたのは成長でき部分でもあるのかな」と手応えも口にする。

 バルディフィエメの地が後押しする。世界選手権2度目の出場となった13年大会。個人銀メダル、混合団体では金メダルを獲得した思い出深い舞台だ。ジャンプ台は改修されているとはいえ、「慣れた場所」とイメージはいい。目指す輝くメダルへ、ここから加速していく。