なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「ジャンプのルール…
なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「ジャンプのルール」について紹介します。
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今大会ではジャンプは男女ともに各50選手が出場する。前回の22年北京五輪では男子は予選を実施し、上位50位が本戦(1回目)に進出していたが、今大会では予選は行われない。
本戦では1回目を飛んで上位30位が2回目に進出する。2回目の飛躍順は1回目の得点が低い選手からで、最後に1回目1位の選手が飛び、2回合計得点で順位を決める。
得点は<1>飛距離点と<2>飛型点の合計で、<3>風やスタート位置によって加減点がある。
<1>飛距離点 K点が基準となる。今大会の会場となるジャンプ台のK点はノーマルヒル(NH)が98メートル、ラージヒル(LH)が128メートル。K点を60点とし、K点との差が1メートルごとにNH1・8点、LH2点ずつ加減点される。
<2>飛型点 空中や着地姿勢などを採点する。飛型審判員が5人いて、1人20点満点から0・5点単位で減点。5人の中で最高得点と最低得点をのぞき、3人の得点の合計点が与えられる。そのため満点が60点となる。着地の時に両足を前後に開き、両手を横に伸ばす「テレマーク姿勢」が入っているかどうかチェックされる。昨季(24-25年)からテレマーク姿勢ができていないと判断された場合の減点幅が大きくなり、最大2点から3点になったため、より重視されるようになった。
<3>風やスタート位置(ウインドファクター、ゲートファクター) ジャンプにとって有利な向かい風の場合は減点され、不利な追い風の場合は加点される。風速によって点数が上下する。スタート位置は審判によって他選手より低い位置に設定された場合、その分が加点される。コーチの判断によって下げて加点を狙うこともできるが、ヒルサイズの95%の距離を飛ばないと、加点されない。