日本サッカー協会は5日、都内で技術委員会を開いた。選手・スタッフへの不適切な発言で昨年12月にJリーグからけん責処分を受…
日本サッカー協会は5日、都内で技術委員会を開いた。選手・スタッフへの不適切な発言で昨年12月にJリーグからけん責処分を受けたJ1町田の黒田剛監督に対し、厳重注意と指導研修の受講を課すことを決定した。ライセンスの停止や降格はなく、6日に開幕する明治安田J1百年構想リーグで指揮を執ることに影響はない。
懲罰機関ではなく指導が目的
技術委員会後の会見で、木村康彦JFA指導者養成ダイレクターが経緯を説明。Jリーグのけん責処分を受けて指導者ライセンスの適格性を再審査した。「技術委員会は懲罰を科す機関ではない。ライセンスを付与した機関として適性を審査し、今後問題がある場合には研修を受けていただくプログラムを考える。適切な指導を行っていただくためのサポートが目的」と強調している。
Jリーグの公式発表では、黒田監督の行為はパワハラには該当しないと判断された。しかし木村ダイレクターは「JFAの指導者に関する規則で不適切な指導を禁ずる規則がある。それに当てはめると不適切な言動があった」として厳重注意という決定に至った経緯を明らかにした。研修は一度の講義で終わりではなく、個別の対応を考えていく。実施時期や内容、期間は今後随時決定する。
本人は改善へ前向きな姿勢
木村ダイレクターは1月下旬に黒田監督へヒアリングを実施。「本人としても正すべきところは正していきたいという反省を示し、改善に向けて今後前向きに取り組んでいく姿勢を示されていた」と話した。Jリーグの発表では「真摯に反省しているとは言い難い」とされていたが、時間が経過し、黒田監督の認識にも変化が見られたという。「不適切な発言と捉えられても仕方ないという認識もお持ちで、気をつけていきたい、正していきたいとおっしゃっていた」と説明した。
町田は6日のアウェー横浜FM戦で百年構想リーグ開幕を迎える。黒田監督は今季も変わらずベンチで指揮を執り、上位進出を目指す。