プロボクシングの主要世界4団体の一つ、WBC(世界ボクシング評議会)は4日、公式サイトなどで、ライト級(61・2キロ以…
プロボクシングの主要世界4団体の一つ、WBC(世界ボクシング評議会)は4日、公式サイトなどで、ライト級(61・2キロ以下)王者シャクール・スティーブンソン(28)=米国=の王座を剥奪(はくだつ)したと発表した。米国で最も権威のある専門メディア「THE RING」などによると、WBCは声明で「WBCのベルトを保有する階級とは別の階級で、他の統括団体の世界タイトルを同時に保持することを禁じるという規則を引用した」としている。
スティーブンソンは、先月31日(日本時間1日)、ニューヨークでWBO世界スーパーライト級(63・5キロ以下)王者テオフィモ・ロペス(28)=米国=に挑戦。3―0判定で下して王座を奪取、世界4階級制覇を達成した。
リング誌などによると、スティーブンソンはXで、ロペスとの対戦料10万ドルをWBCに支払わなかったために権利を剥奪されたと示唆した。ロペス戦ではWBCのベルトはかかっておらず、WBCに支払う正当な理由はないとして激怒。「10万ドルを詐欺どもにやる? それなら俺はむしろ、かわいい(娘の)レイラニにやるよ。WBCはこの試合と全く関係なかったのに…それで悔しがっているのか。ベルトは持っていけ。俺は笑うだけだ」などと投稿した。
WBCを巡っては、サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)を破って世界4団体スーパーミドル級(76・2キロ以下)統一王座を奪取したテレンス・クロフォード(米国)に対して認定料未払いで王座を剥奪。これを機にクロフォードは現役引退を表明している。クロフォードと仲がいいスティーブンソンは「何だよ、10万ドルを渡す意味は? バド(クロフォードの愛称)ともめたから俺に当たり散らすのか」などとポストしている。
WBCは「チャンピオンのスティーブンソンがリングの内外で今後もあらゆる活動で成功し続けることを願っています。WBCは近い将来、新たなライト級世界チャンピオンを決定するプロセスに関する詳細情報を提供する予定」とアナウンスしている。
WBO世界ウエルター級(66・6キロ以下)王者デビン・ヘイニー(27)=米国=はXで「俺とシャクールの試合が、ボクシング界では次のビッグマッチだった」などと投稿。スティーブンソンは「実現性のあることを望むのは気をつけて」などと反応。興味を示しているようだ。