第6回WBCに出場する侍ジャパン30人が出揃った。多くの実力者たちが選考漏れとなっているが、中でも中日・松山 晋也、ソフ…

第6回WBCに出場する侍ジャパン30人が出揃った。多くの実力者たちが選考漏れとなっているが、中でも中日・松山 晋也、ソフトバンク・杉山 一樹、楽天・藤平 尚真など、選出が予想されていた救援投手が軒並み落選となっている。

 救援陣で選出されたのは、前回大会を経験した巨人・大勢、パドレス・松井 裕樹に加え、ソフトバンク・松本 裕樹、阪神・石井 大智西武・平良 海馬の計5人だ。

 招集された救援投手には共通する傾向が読み取れる。それは第3球種の存在だ。前回大会を経験し、独特なアングルを持つ巨人・大勢以外は直球を含め3球種以上を武器としている。松井はスプリット、スライダー、スイーパー、松本はフォーク、スライダー、石井はシンカー、スライダー、平良に至ってはありとあらゆる球種を投じている。

 一方で、選出外となった松山、杉山、藤平らは投球の90%以上をストレートとフォークの2球種で占める、いわゆるツーピッチ投手だ。

 WBC球はNPB球に比べて、滑りやすく、スライダー系のボールは曲がりが大きくなる一方、カーブやフォークは抜けやすいとされる。万が一、フォークがWBC球に適応できなければ、ツーピッチ投手にとって死活問題になり得る。

 また、複数の球種を武器とする投手の方がメジャーリーグの強打者には有効と考えた可能性もある。2025年のメジャーリーグでは様々な球種を投げ分ける”ピッチミックス”がトレンドとなった。そうした事情から複数の球種を扱える投手を多く選出したことも推察される。

 侍ジャパンは3月6日に初戦・チャイズーニタイペイ戦を迎える。今大会も日本の投手陣が世界に通用することを示せるか、戦いに注目が集まる。