ドジャースの一員として世界一の立役者となったロハス(C)Getty Images まもなく開幕するワールド・ベースボール…

ドジャースの一員として世界一の立役者となったロハス(C)Getty Images

 まもなく開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。世界20か国が参加し、文字通り“世界一”を争う野球の祭典だが、ある問題が波紋を広げている。

 それは、球界最高峰と言えるMLBでプレーするトップ選手の出場に対する“保険適応”だ。

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 そもそもMLBとは保険の枠組みが異なる。40人ロースターに登録された選手たちは、リーグと選手会が合意の上で選定した保険会社に登録する必要がある。そこで過去の負傷歴を調査した上で保証するか否かを判断されるのである。

 もちろんMLB、そして選手会側としては、各球団との小さくない契約を遵守されるべく設けた措置ではある。ただ、この保険会社の審査基準に不透明な点が少なくないのも事実だ。現地時間1月30日には、プエルトリコ代表の主将を務める予定だったフランシスコ・リンドーアが「適用外」と審査されたために欠場が決定。一方で直近5年間の欠場率が4割を超えているバイロン・バクストンが、米代表としての出場保証が認可されている。

 当然ながらプエルトリコ野球連盟のホセ・キレス会長は「アメリカが世界一の金メダルを欲しいのなら、勝手に日本との3試合限定のシリーズをやればいい」「不公平だ」と激怒。ネットやSNSでも、審査の在り方には疑問の声が上がっていた。

 現地時間2月4日、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演したドジャースのミゲル・ロハスは、保険審査をクリアできずに出場認可が下りなかったことに「本当にがっかりしている」と吐露。代表選手となる最初で最後のチャンスが、保険の問題で阻まれるとは思っていなかった」と不満を爆発させた。

 身体的に何か問題があるわけではなかった。今大会で母国ベネズエラ代表の一員となろうとしていたロハスだったが、37歳という年齢が保険の適応外とジャッジ。惜しくも国を背負って戦う夢は叶わなかった。

 まさかの理由にベテラン戦士は苛立ちを隠せない。「そもそも保険審査のために記入すべき書類は、この2週間前まで届いていなかったんだからね。もしも、年齢のことが問題になるなら、事前に知らせておくべきだ」と衝撃の内情を打ち明けるロハスは、こうぶちまけている。

「今は正直言って、混乱しているとしか言えない状況だ。(開幕の)1か月前になってWBCとMLBが37歳以上の選手は保険が適応されないと言ってきたんだ。そんなことは知らなかった。だからどうしようもない」

 さらに「保険なしでプレーさせられないという球団の考えはわかる」と冷静に語ったロハスだが、WBCの運営方法に対する不満は収まらない。

「選手たちの参加をこれ以上難しくし続けるなら、この大会はもう先がないと思う」

 サッカーのワールドカップのように選手の代表出場がスムースに保証されない。そんな現状に、WBCの未来はあるのか。より万人受けする大会へと進化させていく意味でも、何らかの改善が必要なのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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