イタリア・ローマで開催されている「BNLイタリア国際」(5月8~15日/ATP1000/クレーコート)。 土曜日に行われた準決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が、ラッキールーザーから勝ち上がったルカ・プイユ(フランス)を6…

 イタリア・ローマで開催されている「BNLイタリア国際」(5月8~15日/ATP1000/クレーコート)。

 土曜日に行われた準決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が、ラッキールーザーから勝ち上がったルカ・プイユ(フランス)を6-2 6-1で下し、2週連続で2度目となるクレーコートの大会での決勝進出を果たした。日曜日はマレーの29度目の誕生日で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは第6シードの錦織圭(日清食品)を2-6 6-4 7-6(5)で下しての勝ち上がりだ。

 ジョコビッチは先にリードされ、さらに勝つまでに4度のマッチポイントを必要とした。

 前週のマドリッドの決勝では、ジョコビッチがフルセットでマレーを下して優勝している。

 「自分の誕生日で勝った記憶は、どんな試合でもないんだよ。これはいい兆候ではないよね」とマレーは話している。

 ジョコビッチは最初のゲームで、シューズの土を払おうとして、ラケットで誤って左足首部分を打ってしまい負傷した。

 ベンチに戻ったジョコビッチはトレーナーに治療を受けたが、第2セットまで本来のフットワークが戻らなかったようだった。だが、錦織も最後までファイトし続けた。試合時間は3時間以上だった。

 マレーとプイユの準決勝は降雨のため、1時間近く試合開始が遅れた。また、第1セットでも10分ほどの中断が挟まった。

 しかし、試合時間そのものは1時間かからなかった。

 マレーは今大会でまだセットを落としていない。来週のランキングではロジャー・フェデラー(スイス)を抜き返して2位に戻ることが決まっている。(C)AP