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2月4日、アリーナ立川立飛で行われた東アジアスーパーリーグ(EASL)で、アルバルク東京はニュータイペイ・キングスを92-79で破り、マカオでのファイナルズ進出を決めた。スコア上は快勝となったが、ケガ人が相次ぐ現在のチーム状況において、主力である安藤周人の復帰とその活躍が大きな意味を持つ一戦となった。
安藤はこの試合、キングスの追撃に遭った第3クォーターに3連続で3ポイントシュートを沈めるなど、勝負どころで得点を重ねた。試合後、本人は自身のプレーについて「前半に突き放せるチャンスがあった中で決めきれず、結果として他のみんなを休ませることができなかったのは自分の反省点です」と悔やんだ。
1月3日の広島ドラゴンフライズ戦で負った左足関節捻挫により、優勝を飾った天皇杯も欠場を余儀なくされた安藤。足のコンディションについては「正直言えば、まだめちゃくちゃ痛いです。腫れも残っていますし、全然回復はしていません」と現状を明かしている。それでも強行出場を続ける理由として、「チームがこういう状況なので、動ける状態であれば最大限の力をチームに残したい。自分が出ることで少しでも助けになればいいと思っている」と、主力としての自覚を口にした。テーブス海ら主力を欠く緊急事態が続いているが、「誰がコートに立っていても、自分たちがやるべきディフェンスを徹底するという土台、その認識が全員でできている」と、チームの共通認識が浸透していることに自信を見せた。
チームは来週、グループステージ最終戦となるモンゴル遠征(ザック・ブロンコス戦)を控えている。現地の環境について安藤は「マイナス30度とか40度と聞いているので、まずは体調管理をしっかりしないといけない。そこでまたケガ人が出たら元も子もない」と注意を怠らない。試合内容についても「移動も大変ですし、相手もホームでエナジー高くやってくるはず。自分たちのバスケットを40分間やり通して、しっかり勝ちきってマカオにつなげたい」と語った。
また、モンゴル遠征の前、今週末には、Bリーグ上位進出に向けて極めて重要な千葉ジェッツとのアウェー戦が待ち構えている。「千葉さんもケガ人を抱えながら勝ち切ってきているチーム。絶対に油断はできないですし、ここで2連勝できれば(東地区の)上位にしっかり食い込める大事な試合になる」と意気込んだ。
「タフなスケジュールですが、一人ひとりが自分の役割を理解して遂行するだけ。千葉J戦もモンゴル戦も、目の前の試合を一つずつ全力で戦いたい」。痛みを抱えながらも「みんなを休ませたかった」とストレートに語る安藤のフォア・ザ・チームの姿勢は、正念場を迎えるA東京にとって大きな支えとなっている。
文=入江美紀雄
【動画】安藤周人が3Qで3P3連発