2026年は午年とあって、馬をモチーフにしたアイテムに注目が集まっている。そんな中、100円ショップのSeriaで展…

 2026年は午年とあって、馬をモチーフにしたアイテムに注目が集まっている。そんな中、100円ショップのSeriaで展開されている馬グッズは、同社の公式SNSで紹介されると瞬く間に大人気となった。“100円の馬グッズ”が競馬ファンのこころをつかんだ理由とは。株式会社セリアで、イベント企画担当を務めるバイヤーの伊藤さんに話を聞いた。(取材・文 netkeiba編集部)

 Seriaとは全国に約2000店舗を構える100円ショップ。パッケージや素材に関するコスト管理を徹底することで、限られた価格設定の中でも消費者が満足できる価値、商品づくりを追求。昨今の情勢でも、“100円均一”を貫き続けていることを強みに掲げている。

 馬グッズの開発は昨年1月頃、11月に店舗展開されるイベント商品の企画案を考えていたことがきっかけだった。「2026年は午年だと考えたときに、Seriaでは馬のグッズを出したことがないと気づきました。市場を見渡すと、ゲームや競馬自体の人気、女性やファミリー層が増えてきていることもあり、弊社の客層にも合いそうだと思いました」。

 店頭に並ぶ馬グッズを見ると、食器やマスコットキーホルダー、文房具など種類さまざま。ラインナップにあたっては、「実用性」と「デザイン」という2つを重視。伊藤さんは競馬の知識がほとんどなかったというが、だからこそ競馬ファンに寄り添った商品を作ろうと意識した。「競馬場でマークシートを書くときにはボードが必要ですし、広場もあるのでレジャーシートがあったらいいよね、と。実用性が高いものを中心に選びました」。

 市場には思いのほか馬グッズが少なく、参考になる商品やユーザーが求める“モノ”を探るのは難しかったと振り返る。だが、「逆に言えば、何でも商品化できる可能性があるなと思いました」と前向きにとらえ、広い視野をもって開発。馬券やマークシートが入るサイズのファイルや、競走馬をモチーフにしたデザインの皿など、オリジナリティあふれる商品が店頭に並んだ。

 競馬ファンや馬好きの人に、日常の中でも馬を身近に感じてもらいたい。そんな思いから、競馬場で使うことを想定したものだけでなく、普段使いできるグッズも用意。「馬好きな方が、生活の中に自分の好きな馬を取り入れたい、感じたい、持ち歩きたいと思ってもらえるものは何かを考えるのは大変でしたが、とてもワクワクしながら開発に携わりました」と振り返った。

 デザイン面にも工夫を凝らした。「子どもが好きそうなかわいいものから、絵画風の大人っぽいイラストまで、幅広い層に刺さるビジュアルを意識しました」。中でもこだわったのが、馬のぬいぐるみの毛色。「限られた商品数の中でも、どうしても3パターン以上は用意したいと製造元にお願いしました。『この馬、あの子に似ているから欲しい』と感じてもらえたら嬉しいです」と伊藤さんは笑顔を見せる。

 欠品が続いていた商品だが、1月下旬ごろから順次、再入荷しているとのことだ。お近くの店舗でゲットして、競馬ライフをより便利に、より鮮やかに彩ってみてはいかがだろうか。

※一部、欠品中の商品もございます。