サッカーJ1に初昇格した水戸ホーリーホックは8日、アウェーの味の素スタジアム(東京都調布市)で東京ヴェルディとの今季初…
サッカーJ1に初昇格した水戸ホーリーホックは8日、アウェーの味の素スタジアム(東京都調布市)で東京ヴェルディとの今季初戦に臨む。樹森大介・新監督のもと、新たなステージでも気負わずチャレンジし、「勝ち切る」力をつけにいく。(原田悠自)
「強度や運動量があるチーム。水戸らしい守備力に加えて僕自身が攻撃の指導者なので、そこを表現していきたい」。今季から指揮をとる樹森大介監督は、リーグ戦開幕を前に抱負を語った。
昨季、J2のリーグ戦38試合で失点は34。全20クラブ中、2番目に少なかった。堅守を支えた大森渚生(しょう)、飯田貴敬の両選手は、左右のサイドバックとしてベストイレブンに輝いた。
今季はセンターバックとして活躍した鷹啄(たかはし)トラビス選手が移籍したものの、大森、飯田の両選手や板倉健太選手ら主力ディフェンス陣は健在だ。
攻撃陣は、昨季J2で日本人トップの13ゴールを挙げた渡辺新太選手をはじめ、最終戦で貴重なゴールを挙げた多田圭佑選手や山本隼大選手ら若手にも期待がかかる。
一方で今季、ヴァンフォーレ甲府の主力だったMF鳥海(とりかい)芳樹選手や、ベガルタ仙台のDF真瀬拓海選手らが加入。主将には飯田選手と渡辺選手が就いた。飯田選手は「力試しにするシーズンではない。1試合1試合を勝ちにいく」と意気込む。
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J1のリーグ戦が「秋春制(8月~翌年6月)」に移行する2026年は、その準備期間として、特別大会「明治安田百年構想リーグ」が2~6月に開かれる。
J1は東西10クラブずつの地域リーグに分かれ、水戸は東地区に所属。同地区に所属する各クラブとホーム戦、アウェー戦の2試合ずつ計18試合を戦って順位を決めた後、西地区の同順位クラブとの決定戦となる。順位にかかわらずJ2への降格はない。引き分けや延長戦もなく、後半終了時点で同点の場合はPK戦で決着をつける。
水戸の東地区ホーム戦9試合は、いずれもケーズデンキスタジアム水戸(水戸市)で実施。J1で初めて実現する鹿島アントラーズとの「茨城ダービー」は4月4日午後2時から同スタジアムで、5月6日午後4時からメルカリスタジアム(茨城県鹿嶋市)で、それぞれ開催される。
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J1昇格元年はクラブの経営面も注目される。
水戸の26年1月期の売上高は15億円超で、過去最高となる見通し。J2初優勝とJ1昇格を追い風に広告料収入が8億円近くにのぼり、入場料収入も最高になるという。
さらに支援企業も増え、年間チケットやユニホームの販売も堅調だ。水戸ホーリーホックの小島耕社長は「期待の高まりを感じる。特別大会のホーム戦はチケット完売が予想されるので、早めの確保をお願いしたい」と呼びかける。
ただしJ1は、年間売上高が最も低いクラブでも30億円規模となっている。小島社長はまず、26~27年シーズンの売上高を「25億円にジャンプアップさせたい」とした。そのうえで「将来的には30億、35億の売り上げをめざす。チームやアカデミー(育成組織)をしっかり後押しできる経営体制をつくりたい」と目標を見据える。
■特別大会東地区のホーム戦日程
(会場はいずれもケーズデンキスタジアム水戸)
2月22日午後2時 ジェフユナイテッド千葉
3月14日午後2時 FC東京
3月18日午後7時 横浜F・マリノス
4月4日午後2時 鹿島アントラーズ
4月19日午後1時 柏レイソル
4月29日午後4時 FC町田ゼルビア
5月9日午後2時 浦和レッズ
5月16日午後2時 東京ヴェルディ
5月24日午後2時 川崎フロンターレ