フィンランドラリー選手権第2戦アークティック・ラップランドラリーが1月29日〜31日に開催され、ルノー・クリオ・ラリー4…
フィンランドラリー選手権第2戦アークティック・ラップランドラリーが1月29日〜31日に開催され、ルノー・クリオ・ラリー4で参戦したTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム4期生の柳杭田貫太がクラス優勝を飾った。ヤルッコ・ニカラと組んで参戦したコ・ドライバーの前川富哉も同クラス3位でフィニッシュした。開幕戦でクラス優勝を飾った尾形莉欧はテクニカルトラブルでリタイアとなったが、その時点までクラスをリードした。
プログラムのラリー2勢では、国外から初めてこのプログラムに加入したエストニアのジャスパー・バヘル(トヨタGRヤリス・ラリー2)が最上位の6位に入った。

SM-Ralli / Taneli Niinimaki

SM-Ralli / Taneli Niinimaki
(以下、発表内容)
「TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム」
フィンランド選手権第2戦、柳杭田がクラス優勝
3・4期生、グローバル生、コ・ドライバー、全員が貴重な経験を積む
【日程】2026年1月30-31日
【大会名】アークティック・ラップランド・ラリー (フィンランドラリー選手権第2戦)
【路面】スノー・アイス
【トピックス】
●3期生 後藤、松下、グローバル生のヴァヘル、Rally2で完走し貴重な経験を積む
●4期生 柳杭田がSM2クラス優勝、コ・ドライバーの前川が同クラス3位
●4期生 尾形はSS8までクラスをリードするもテクニカルトラブルで途中リタイア
【結果 (SM1クラス)】
1 Esapekka Lappi/Enni Mälkönen (Škoda Fabia RS Rally2) 1h49m27.3s
2 Tuukka Kauppinen/Topi Luhtinen (Toyota GR Yaris Rally2) +25.2s
3 Lauri Joona/Antti Linnaketo (Škoda Fabia RS Rally2) +32.5s
4 Mikko Heikkilä/Kristian Temonen (Škoda Fabia RS Rally2) +36.4s
5 Roope Korhonen/Anssi Viinikka (Toyota GR Yaris Rally2) +1m02.7s
6 ジャスパー・ヴァヘル/ライト・ヤンセン (Toyota GR Yaris Rally2) +1m52.3s
8 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Toyota GR Yaris Rally2) +5m27.3s
9 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Toyota GR Yaris Rally2) +7m07.0s
【結果 (SM2クラス)】
1 柳杭田貫太/ヴィッレ・マンニセンマキ (Renault Clio Rally3) 2h00m16.2s
2 Pekka Keski-Korsu/Hannu Lamminen (Renault Clio Rally3) +23.0s
3 ヤルッコ・ニカラ/前川富哉 (Renault Clio Rally3) +1m51.7s
4 Tuomas Skantz/Juha Lummaa (Renault Clio Rally3) +7m20.4s
5 Markus Kolari/Olli Sieppi (Ford Fiesta Rally3) +13m20.5s
6 Miikka Vuokila/Juho-Ville Koskela (Renault Clio Rally3) +24m01.7s
リタイア 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally3)
【ミッコ・ヒルボネン(チーフインストラクター)】
ラップランドでのプランは前戦ミッケリからの続きとして臨むことでしたが、今回は220kmを超える長いラリーで、気温がマイナス30度近くという非常に過酷な条件での挑戦となりました。フィンランド選手権のトップカテゴリーは今回も非常に高いレベルでしたが、ジャスパー、松下、後藤の3人は皆よく健闘しました。彼らは貴重な経験を積み、大きなミスもなくクルマについて多くを学びました。とても良い週末となり、ここで得たことを次のテストや次のラリーに活かし、一歩一歩感覚や自信、スピードを積み上げていく必要があります。SM2クラスでは、尾形と柳杭田が再び力強い走りを見せました。尾形は序盤から非常に速くクラスをリードしていましたが、2日目に技術的なトラブルでリタイアせざるを得なかったのは残念でした。柳杭田もよいスピードを見せていましたが、彼にも途中でトラブルが発生し少し順位を落としました。ですが、闘志とモチベーションを保ち続けた結果、最終的に素晴らしい成績に繋がり、クラス首位に立つことができました。また、このラリーは前川にとってもヤルッコと共に非常に良い経験となりました。ヒヤッとする場面やトラブルもありましたが、それらを乗り越えて表彰台を獲得しました。
【後藤正太郎】
完走し、最大限の走行マイレージを稼ぐことができたのでよかったです。多くのことを試すことができ、改善点も見つかりました。前回のミッケリでは速く走る方法がまったく分からないように感じていましたが、今回はなぜ遅くなっていたのか、その改善方法が分かったので、これは今回の大きな収穫です。Rally3車両のときの自分のドライビングスタイルはRally2車両にはあまり合っていないとわかり、もっとクルマのコントロールに集中する必要があります。また、ペースノートにも多くのミスがあることに気づきました。ラリー・スウェーデンでレッキをするので、ノートを改善する良い機会にしたいと思います。
【松下拓未】
このラリーを完走できてとても嬉しいですし、イベントを通じて自分自身が大きく成長できたと感じています。今回の目標は経験を積み、自信をつけることでした。初日、特に午前中は苦戦しました。慎重に、そして我慢強く走り、その後少しずつリスクを取ることなくスピードを上げることができました。クルマにはだんだん慣れてきていますが、高速コーナーではまだ少し慎重すぎるので、次のイベントではそういった場面でより自信を持ち、パフォーマンスを向上させたいと思います。
【ジャスパー・ヴァヘル】
今回のラリーはフィンランド選手権のイベントとしては通常より長い2日間フルの開催で、非常に良い経験となりました。非常に寒い気候という独特の条件もあり、ドライバーとしては少し厳しい面もありましたが、それ以外はポジティブな内容でした。着実な走りからスタートし、ステージによっては少しペースを上げることができました。速いステージでは自信を持って速く走れましたが、よりテクニカルな道ではまだリズムをつかむのに少し苦労しました。全体的には良い進歩があったと思います。ライバルには速いフィンランド人ドライバーが多くいて、彼らはクルマや特にこの独特なラリーでの経験が豊富ですが、そうした相手と比較できるのは良いことです。いくつかのステージではタイム差は大きくなかったので満足すべき結果だと思います。

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【尾形莉欧】
今回のラリーでのペースには満足しています。低温の影響で、後続のドライバーには多くのスノーダストがあったと思うので、走行順がクラスで最初だったことがかなり助けになったと思います。各ステージはそれぞれ特徴があり、グリップの良い場所もあれば、雪がやわらかく常に滑っているようなところもありました。そうした状況に合わせて運転をうまく調整できたと感じています。残念ながら、SS8でパワーが落ち始め、リモートサービスへの移動区間でリタイアすることになりました。そこまでのスピードは悪くなかったので、次のイベントを楽しみにしています。
【柳杭田貫太】
このラリーを優勝できたのはとても特別なことで、この結果をチームに持ち帰ることができて嬉しいです。このラリーは本当に厳しい挑戦でした。いくつかのステージは非常に高速で、氷点下の厳しい気温の中、クルマにとっても非常に過酷なコンディションでした。初日の終わりに技術的なトラブルがありましたが、メカニックたちが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、2日目は問題なく走ることができました。チームの皆に心から感謝しています。自分でもいくつか成長を感じています。普段はリオ(尾形)の方が高速ステージで速いのですが、今回はほぼ同じタイムを出せたのは非常に良いことです。それでもまだいくつかミスがあったので、今後も改善を続け、次のラリーではより強いパフォーマンスを見せたいと思います。
【前川富哉】
ベストな結果ではありませんでしたが無事完走することができてよかったです。かなり難しいコンディションに苦戦しながらも、基本的には良いペースを維持していました。残念ながら、SS8で雪壁にぶつかって車両にトラブルが発生し、その後は残りのステージを走り切るだけでかなりのタイムロスとなってしまいました。すべてがうまくいったわけではありませんが、この難しいラリーを通じて貴重な経験を積めたことはよかったと思います。ラリーを振り返って分析し、より良いパフォーマンスを目指して改善に取り組みます。

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