国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長は4日、五輪の規模や開催時期、実施競技、種目などを将来的…
国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長は4日、五輪の規模や開催時期、実施競技、種目などを将来的に見直す可能性を示唆した。ミラノで開かれたIOC総会後の記者会見で「五輪は今、あり方を見つめ直す分岐点にいる」と語った。
五輪は夏、冬ともに運営面でいくつもの課題を抱えている。
次回の夏季大会となる2028年ロサンゼルス大会は、追加5競技を含め史上最多の36競技を予定。ただ、32年のブリスベン大会は財政不安で競技、種目が絞られる見通しだ。
冬季大会は現状、2月上旬から五輪、3月上旬からパラリンピックを同じ地域で開催する運用だが、3月は気温が上がって雪が溶けるケースが増えた。コベントリー会長は「IOC委員の中からも(五輪の)1月開催案が出ている」と語った。
IOCは作業部会を立ち上げ、実施競技について検討してきた。この日は担当者から、夏季競技の一部を冬季に移す構想も示された。「関係者全員が喜ぶ結果にはならない」とも。
今年6月のIOC総会で一定の方向性が出る見込みで、早ければ30年にフランスのアルプス地域で開催される冬季大会から、一部の夏季競技が移行する可能性がある。