「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座) 阪神の藤川球児監督(45)が、藤田健斗捕手(24)を評価した。2年ぶりに宜野座組…

 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神の藤川球児監督(45)が、藤田健斗捕手(24)を評価した。2年ぶりに宜野座組スタートの7年目捕手。今キャンプ初のシート打撃では椎葉、今朝丸とバッテリーを組んだ。指揮官は珍しく個人名を挙げながら「藤田が少し伸びてきたかなと感じます」と言及。一気ブレークを期待した。

 結果ではなく野球に没頭する姿、凡事徹底の意識を求める指揮官。崖っぷちに立つ若虎の背中が頼もしく見えた。登板前の投手に歩み寄り、リード、配球について入念に確認。結果的に今朝丸はボール先行になったが、ホームベース付近の献身性に変化が見て取れた。

 「彼には結構、厳しく言ってきたんです。まだまだ出場機会がない選手。どうしても捕手という形のままで、開放的な、全体像を見てというのがなかったですからね」

 オフには巨人・甲斐に弟子入りした。「ラストだと思ってやる」と、背水覚悟の1年に懸ける思いは強い。キャンプで坂本にもキャッチングの指南を受け、「オフからやってきたことが出せている」と前を向く。そんな姿に指揮官も「相手に向かってリードしていく姿が見たいと思わせてくれました。すごくいい姿に見えましたね」と8日の練習試合、日本ハム戦での途中起用を明言した。

 藤川監督は藤田に加え、「2年目の伊原、木下も1年目は勉強の時間にした。そういう意味で順調にきている」と評価した。虎の原石を宝石に磨く2月。グラウンドで没頭する若虎に、無限の可能性を感じた1日だった。