「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座) 阪神の浜田太貴外野手(25)が4日、今キャンプ初の実戦形式となったシート打撃で自…
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神の浜田太貴外野手(25)が4日、今キャンプ初の実戦形式となったシート打撃で自身の“虎1号”を放った。チームでは大竹耕太郎投手(30)や畠世周投手(31)と現役ドラフトで加入した選手が活躍。野手は初の加入だが、新天地でアピールに成功している。DeNAから中日へ現役ドラフトで移籍した細川成也外野手(27)のように、長打力を武器に定位置争いに殴り込みをかける。
バックスクリーンの球団旗はピタリと止まっていた。浜田のスイングから放たれた打球は風に乗ったわけではなく、グングンと右翼ポール際に伸びていく。「どんどん振っていこうと思っていたんで」。見逃してのストライクはなし。虎のブンブン丸が、宜野座の虎党にあいさつ代わりの一撃をかました。
今キャンプ初の実戦形式はシート打撃だった。初打席は椎葉との対戦。4者連続で抑えていた右腕に対し、1ボールから初スイングで直球を右越えに運んだ。虎での“初安打”は二塁打。津田にはカーブで左飛に抑えられたが、最大の見せ場は3打席目だった。
フルカウントから今朝丸の外角直球をたたくように打つと、長い滞空時間で右翼ポール際に吸い込まれた。「振ってたらあっちに飛んだだけです」と豪快に笑ったが、オフはソフトバンクなどで活躍した内川聖一氏に弟子入り。代名詞だった右打ちの極意を学び、右手で押すことでヘッドを返さない打ち方を心がけている。
虎党からも拍手を2度も浴びたが、ネット裏の007たちも驚きを隠さなかった。ヤクルトの吉田スコアラーは「敵になったら怖いんじゃないですか」と汗を拭う。巨人の萩原スコアラーは「なかなかいかついホームランでしたよね。振る力ありますよね。いい打撃をしています」と絶賛するしかなかった。
本職は左翼だが、新天地では一塁にも挑戦。この日は久しぶりに左翼に就き、打球の目測を誤る場面もあった。「あれはエラーですね…」と苦笑い。打撃と守備の評価は“ごぶごぶ”となってしまったが、バットでの“格付けバトル”は大きく前進した。
現役ドラフト出身の大砲といえば中日の細川。同じ高卒の右打者で細川は6年目のオフ、自身は7年目のオフに移籍と境遇も似ている。甲子園は浜風で右方向への打球は失速しがちだが、理想は昨年の日本シリーズでソフトバンクの野村が右翼席へ放り込んだような一発。「すごかったですもんね」と憧れを抱いたが、パワーでは負けていない。
左翼のレギュラーは決まっていない。大山の休養日などに出番が巡る可能性もある。「結果を残したいです」。大竹や畠に続けるか。虎の浜ちゃんが、第1クールをごっつええ感じに締めくくった。