ラスト侍は吉田正尚-。3月に迫った第6回WBCの日本代表メンバーの最後の1枠がレッドソックスの吉田正尚外野手(32)に…
ラスト侍は吉田正尚-。3月に迫った第6回WBCの日本代表メンバーの最後の1枠がレッドソックスの吉田正尚外野手(32)に決定したことが4日、日本野球機構とNPBエンタープライズから発表された。前回大会で3大会ぶりのV奪回に貢献した強打者のメンバー入りで、メジャー組は過去最多をさらに更新し9人になった。攻撃陣の通算本塁打は、ドジャース・大谷の日米通算328本塁打を筆頭に、16人で計1813本塁打。史上最強にして超重量打線で連覇を成し遂げる。
6日に控える最終の公式ロースター発表を前に、満を持して吉田の侍入りが決まった。
「心から光栄に思います。この最高のチーム、そして最高のスタッフ、選手と共に戦える喜びをしっかりとかみしめ、侍ジャパンの勝利のために自分の役割を全うしたいと思います」
背番号34をつけて戦う吉田は代表入りに責任感をにじませた。
ラスト侍が誰になるか、その動向に注目が集まっていた。1月26日の会見で井端弘和監督は追加メンバー10人を発表し、計29人が決定。残り1枠については、手続き上の問題で発表できる段階にないと説明されていた。
吉田は一昨年に受けた右肩手術の影響で昨年は55試合の出場にとどまったこともあり、大会出場について球団側との交渉などに時間を要したが、現地報道もなされたようにこの日までに諸問題がクリアされた形だ。
井端監督にとって、吉田は大本命の存在だった。前回大会では準決勝のメキシコ戦で起死回生の同点3ランを放つなど活躍。打率・409、2本塁打、大会記録となる13打点をたたき出すなどチームのV奪回に大きく貢献した。
今大会ではDHに大谷が起用されるため、吉田は左翼か代打での出場となる見込みだが、布陣のバリエーションは広がり、打線の厚みは増す。
「日の丸を背負って戦うことは素晴らしいもの。またその一員に加われるように」と昨年12月のイベントに出席した際、2度目の出場に意欲を燃やしてきた吉田。
目指すことはただ一つ。「再び皆さんと最高の瞬間を分かち合えるよう、覚悟を持って戦ってきます」。優勝の喜びを知る侍がチームを再び頂に引っ張る。