「カモン!ヤス!」。DeNA相川亮二監督(49)が4日、自らマスクを被ってブルペンに入った。沖縄・宜野湾でのキャンプ第1…

「カモン!ヤス!」。DeNA相川亮二監督(49)が4日、自らマスクを被ってブルペンに入った。沖縄・宜野湾でのキャンプ第1クール最終日。捕手出身の指揮官が、山崎康晃投手(33)の魂のこもった45球をしっかりと受け止めた。

   ◇   ◇   ◇

相川監督の声がブルペンに響いた。「カモン!ヤス!」「いいボールだ」。キャンプ初日に“ブルペン捕手”を予告していた指揮官が、ついに第1クール最終日にマスクをかぶった。山崎を選んだ理由は「期待しているからです」ときっぱり。その思いに呼応するかのように、1球1球力強いボールがミットに収まった。

たかが45球、されど45球。通算232セーブを誇る右腕は「ずっとリリーバーでブルペン守ってきましたけど、ここまで緊張するかっていうぐらい緊張しました」と笑顔で振り返る。打席には牧が立ち、ネット裏には筒香や新人たちがいて、熱視線を送られた。「本当に特別なブルペンでした」。会話は多くなかったが、ボールを介したコミュニケーションで密度の濃い時間を過ごした。

キャンプ初日のブルペン一番乗りが山崎だった。相川監督は「今年の彼の姿をこの数日間、見ていますし。さらにその気持ちを上げてほしいと思いました」。背番号19が今季にかける思いを感じ取っていた。就任会見でも、期待する選手として名指し。「何しろ、結果ですよね。結果とチームの重要なポジションをとってほしいという思いです」と力を込める。

勝ちパターン、そしてクローザーへ。投球後には「勝ちパターンでやれるように調整すること。当然、良ければクローザーまであるんだぞ」と伝えたという。今後のブルペン入りは「ないです。手が痛くて」と苦笑い。捕手は山崎のためだけ。それほどかつての守護神の復活を願っていた。

予定以上の球数を投げ込んだ山崎は「亮二さんが熱い気持ちを受け止めてくれたので」と、つい熱が入った。「僕が捕るということで康晃も何か感じてくれれば」という新監督流の再生術。2026年、結果で応えてくれるはずだ。【山本佳央】

○…相川監督が春季キャンプ第1クールを総括した。「選手がしっかりキャンプに向けて練習してきたことを確認できたのが一番」と評価。第2クールに向けて「体の部分はもう十分準備してくれている。あとはチームとしての準備をどんどん高めていく。第3クールに入るとゲームがあるので、強度を上げていく、チームプレーの質を上げていくというところがテーマになる」とナインに呼びかけた。