京都サンガF.C.に今季加入したMF新井晴樹(27)が、万全の状態で開幕戦出場を待ち望んでいる。4日は京都・城陽市内のサ…

京都サンガF.C.に今季加入したMF新井晴樹(27)が、万全の状態で開幕戦出場を待ち望んでいる。

4日は京都・城陽市内のサンガタウンで非公開練習。6日のヴィッセル神戸戦で開幕を迎える明治安田J1百年構想リーグに向けて調整した。

サイドアタッカーとして期待される新戦力の新井は、2日後に迫った開幕を前に「コンディションはめちゃくちゃ上がっている。痛いところも1つもないし、非常にいい」。最高の状態での京都デビューに意欲をみなぎらせた。

国士舘大卒業後の21年からは、JFLのティアモ枚方に所属。工務店で働きながらプレーする苦労も経験した後に、セレッソ大阪やJ2水戸ホーリーホック、J2サガン鳥栖と渡り歩き、今季京都に引き抜かれた。

ステップアップを支えたのは、50メートル5秒台の爆発的なスピードだ。「(特長は)初速の速さ。サイドで受けた時は初速で抜ききるし、中に入って良いタイミングで抜けたらGKと1対1までいける」という自慢の武器は、京都でも生かせると確信。1日のトークショーではサポーターの前で「みんなが見たことないぐらい速いと思うので、楽しみにしていてください」と宣言した。

瞬間的な加速を生み出す源は太ももにあり、その周りは60センチを超える。細身のデニムがはけないなど苦労もあるが、自身にとっては1番の調子のバロメーターでもある。「太ももの張りで自分のコンディションがわかる。筋肉と皮膚の間の脂肪の厚みで血管の出方が変わってくる」といい、繊細な調整が可能。昨季J2の全38試合でピッチに立ち続けた調整力も武器に、シーズンを戦い続けるつもりだ。

家庭では11カ月の愛娘からも刺激を受けている。「キャンプから帰ってきたら歩き出していたし、今朝は走っていた」。早くも自身のDNAを感じさせる足腰の強さを目の当たりにしている父は「娘ぐらい成長したいっすね」とほおをゆるめる。百年構想リーグでの目標は、夫人の誕生日である7月7日を意識して決めた背番号77にも絡めて、7得点7アシスト。初戦から強烈なインパクトを残すため、27歳の爆速アタッカーは太ももと対話しながら開幕を待つ。【永田淳】