◆第76回東京新聞杯・G3(2月8日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=2月4日、栗東トレセン ダイナミックなフ…

◆第76回東京新聞杯・G3(2月8日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=2月4日、栗東トレセン

 ダイナミックなフォームで一気に駆け抜けた。オフトレイル(牡5歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ファー)は、坂路で53秒6―12秒2を強めでマーク。前脚を高く振り上げ、力感に満ちた動きだ。吉村調教師は「いつも通り、上がり重点ですが、始動戦としては整っています」とうなずいた。

 前走のマイルCSでは、4角13番手から最速の上がり32秒6で猛追。結果は4着だったが、G1級でも上位に入る強さを示した。「使うごとに、放牧から戻るごとに成長していますね。筋肉の付き方も厚みが増してきた」と指揮官のイメージ通りに歩みを進めてきた。

 ただ、ひとつの誤算が生じた。帰厩後、追い切りを開始したのが1月25日で、いつもよりも乗り込み量が少ない。「1週早く戻したかったのですが、検疫が混雑した影響で、(帰厩を)待たざるを得ませんでした」と理由を明かした。そのため、牧場と連携し、放牧先で強めの負荷をかけている。影響は最小限にとどめられた。

 昨年の当レース8着を含め、東京では2戦していいところがない。それでも、昨年とは違いパワーアップしている。「今年が本格化の時期だと思っています。大きいところを目標にしているので」と指揮官も意気込んだ。いい形でG1戦線に向かうためにも、59キロでも勝ち切ってみせる。(山下 優)