J2藤枝MYFCは4日、静岡・焼津市内で、8日のJ2・3百年構想リーグ初戦・ホームJ3岐阜戦に向けた調整を行った。今季…
J2藤枝MYFCは4日、静岡・焼津市内で、8日のJ2・3百年構想リーグ初戦・ホームJ3岐阜戦に向けた調整を行った。今季から就任した元日本代表の槙野智章監督は、初陣に向けて「UBAU(奪う)姿勢」を強調した。
Jクラブで初めてタクトを振る指揮官は12月の就任会見で「UBAU」を標語に掲げていた。ボールやゴール、勝ち点、さらにはファンの心までも奪うという意味を込めた言葉だ。始動から約1か月が経過し、鹿児島キャンプで4試合、帰静後に1試合と計5試合を消化した中で、指揮官は手応えを口にした。「J2で新たに戦うチームや、百年構想でJ3と対戦する中では、トップクラスの奪う意識の高さ。また、やりたいことが明確に伝わっている。キャンプを通じて、(公開では福岡と対戦)J1相手でもできていましたし、それが形として出せるのではないか」。昨季リーグ15位だったチームに、攻撃の上積みが見えてきた。攻撃的スタイルをベースに、連動性を高めている。
さらに造語である「Mirageo(ミラージオ)」も今季のキーワードとして挙げていた。Mirage(迷彩)+Neo(新時代)+Go(行く)の造語で、「どこから攻めてくるか分からない、幻のような攻撃」を意味するが、「ミラージオの攻撃は、スタメンだけでなく、選手を入れ替えても同じ目線、同じイメージでできている。あとは開幕戦で、どんな姿を見せられるか楽しみです」と声を弾ませた。昇降格がない特別大会(J2・3百年構想リーグ)期間は、(8月開幕の)26ー27年シーズンの好成績につなげるための準備期間と位置づける。攻撃の精度を高める意識は強く、「今季は相手に怖さを与えることをやるべきことの一つとして、取り組んでいる」と語り、オフザボールの動きも洗練されてきている。
自身の求めるサッカーが明確だからこそ、初戦の相手・岐阜について問われると、こう言葉に力を込めた。「基本的に僕が考えるのは、相手がどうこうよりも8・2の法則。自分たち8割、相手が2割の分析で、自分たちが相手の良さを消すというより、自分たちの良さをどう出すかを考えている。自分たちがどうあるべきかだと思います」。まずは開幕戦で、その“UBAU姿勢”を示していく。(伊藤 明日香)