◆第76回東京新聞杯・G3(2月8日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=2月4日、美浦トレセン   陣営の努力が…

◆第76回東京新聞杯・G3(2月8日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=2月4日、美浦トレセン  

 陣営の努力が着実に実を結んでいる。レッドモンレーヴ(牡7歳、美浦・蛯名正義厩舎、父ロードカナロア)は美浦・Wコースで併せ馬を実施。トワニ(3歳1勝クラス)を3馬身あまり追走すると、直線で早めに内から並びかけ、そのまま半馬身先着した。強めに追っている相手に対し馬なりのまま楽な手応えをキープ。ラスト1ハロンはこの日の3位タイとなる11秒4(6ハロン84秒9)。充実の内容に蛯名正調教師も「反応は前走よりいい。厩舎としては意図するところができている」と納得の表情を浮かべた。

 気を抜くことの多いレッドモンレーヴが最後まで集中力を保っていたのは実に好印象。今回、追い切りで初めてブリンカーを着用したことも奏功した。「気持ちのベースをつくって整えてきたので、その上でブリンカーの助けでどれだけ変わってくるか」とトレーナーは理由を説明し、「かなり集中力が上がったし、効果はありそう」とレース本番でも着ける予定を明かした。

 23年京王杯SC以来、勝ち星から遠ざかっているが常に速い上がりを繰り出し、脚力に衰えはない。「ヨーイドンなら間違いなく一番速いからね」とキッパリ。「いかに集中力が続くか、そこが課題。根気よくやっているよ」と気性面の改善に取り組み、そのかいあって前走のオーロCでは首差の2着まで追い込んだ。それでも「まだ本気で走っていない」と上積みを求めてのブリンカー着用。「全能力さえ出してくれれば勝てる力はある」という言葉に一切の誇張はない。重賞2勝目、その先にあるG1タイトルへ向けて態勢は整った。(角田 晨)