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レブロン・ジェームズとロサンゼルス・レイカーズの蜜月関係が終わりに向かう――そんな憶測がメディアを騒がせている。
事の発端のひとつは、名物記者のジェイク・フィッシャーが配信内で「レイカーズはレブロンから先へ進む準備ができていて、レブロン側もレイカーズから先へ進む準備ができている」と語ったことだ。
インサイダーによるこの種のエピソードトークは、クラブ側や選手側の公式発表ではなく、文脈も切り取られやすい。現時点で決定事項と断言できる材料は乏しいと言える。だが、火のないところに煙は立たないように、根も葉もない噂とも考えづらいところがある。その要因となったのが、フロント内部の緊張を巡る報道だ。
共同オーナーとして球団を統括するジーニー・バスは、レブロンという絶対的なアイコンを球団に迎え入れた功績を評価されず、一方のレブロンが救世主として讃えられていることを快く思っていないとされている。また、ラッセル・ウェストブルック獲得について十分な説明責任を果たさなかったこと、息子ブロニー・ジェームズ獲得に対しても感謝が感じられなかったことなど、キングの“過剰に肥大したエゴ”にも不満を抱いており、2024年夏にはプロモーション面での反発を恐れて、“渋々”レブロンと契約延長したことに触れられている。
ただ、当事者たちは即座に火消しに動いた。報道後、レブロンは囲み取材で騒動を意に介さない姿勢を示し、「最大限の敬意と名誉と尊厳をもってやってきた」とこれまでの献身を誇った。また、バスも『The Athletic』に対して「感謝されていないと言うのは真実ではなく、彼に対して全く不公平」と報道に強く反発。インスタグラムのプロフィール写真を2020年の優勝時にレブロンと抱き合う写真へ変更し、両者の間にわだかまりがないことを表現している。
これには、JJ・レディックヘッドコーチも援護射撃をしている。時にはレブロンと意見が合わないことがあることを認めながらも、「最高レベルでレブロンをコーチングできることを幸せに感じている」とコメント。続けて「品格を持って、レイカーズでスーパースターであることの重荷も8年間背負ってきた」と述べ、レブロンのレイカーズ在籍期間の功績を讃えている。
しかし、フィッシャー記者曰く、球団はレブロンとの別れに向けて準備を進めている。配信では「レイカーズの球団内では今夏に起こること(レブロンとの別れ)について、既定路線の空気として共有されている」と発言。その最初のアクションとして、球団はレブロンの後継者にルカ・ドンチッチを獲得しており、同記者は仕入れた情報を総合的に判断して、来シーズンもオースティン・リーブスの残留を予想し、ドンチッチとリーブスを軸に、両者のタイムラインに合う若手をスカウティングする意向だという。
レイカーズが冬のマーケットを静観している理由も、レブロンとの契約が今夏に満了になることを見越してのことであれば合点がいく。レブロンは現在、約5200万ドル(約81億2600万円)のサラリーを受け取っており、もし仮に新契約の締結が行われなければ、レイカーズはスーパースター1人分のキャップスペースを自由に使うことができるのだ。
その傍らで、レブロンは現役続行と引退の間におり、その最適解は本人さえも不透明としている。蜜月関係の終焉は、噂としては大きな関心を集めるが、現段階での結論は「保留」の一言に尽きるだろう。
文=Meiji
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