男子プロテニス協会のATPは3日に公式サイトを更新し、昨年10月にアキレス腱を断裂し現在リハビリに取り組んでいる世界ラ…
男子プロテニス協会のATPは3日に公式サイトを更新し、昨年10月にアキレス腱を断裂し現在リハビリに取り組んでいる世界ランク17位のH・ルーネ(デンマーク)のインタビューを掲載した。
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22歳のルーネは、昨年10月のBNPパリバ・ノルディック・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)準決勝で左アキレス腱を完全断裂。MRI検査で診断が確定し、その後すぐに手術を受け、長期離脱を余儀なくされた。
現在もツアー大会からは離れているものの、「実はとても忙しい」という。術後2週間の安静期間を経てリハビリを本格化させ、ジムでのトレーニングから始め、12月には徐々にコートでの練習も再開。「リハビリにはやることが本当に多く、スケジュールはかなりタイト。試合がなくても退屈することはない」と語っている。
また回復については、「若く、今のところ回復もとても早い」と前向きな姿勢を示す。最近では両足で立った状態での打球練習も可能となり、「両足で打てるようになった今は、本当に感覚がいい。ボールにエネルギーを乗せられるようになって、より楽しくなった」と手応えを口にした。一方で、「まだやるべきリハビリは多い」と慎重な姿勢も崩していない。
リハビリ期間中は母国デンマークで家族や親しい友人と過ごす時間も増え、「普段はなかなか得られない時間」だと語る。さらに、ファンや他の選手から寄せられたメッセージにも感謝を示し、「競争相手ではあるが、同時に仲間でもあり、お互いの成功を願っている」と、ツアーを離れて改めて感じたテニス界のつながりについて明かした。
2021年にツアーへ本格参戦して以降、着実にトップ選手の仲間入りを果たしてきたルーネ。2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では予選勝者ながらN・ジョコビッチ(セルビア)から1セットを奪い、大舞台でその存在を強く印象づけると、翌2022年にはBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)とBNPパリバ・ノルディック・オープンでツアータイトルを獲得。さらにその年の後半には、ロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で当時19歳ながら決勝でジョコビッチを破り、キャリア最大のタイトルを手にすると、世界ランキングで初のトップ10入りを果たした。
大きな試練に直面しながらも、着実に前進を続けるルーネ。再びツアーの舞台で躍動する日が待たれる。