日本ハム山本拓実投手(26)が4日、沖縄・名護キャンプでブルペン入りし、171球を投げ込んだ。救援投手としては異例の球数…

日本ハム山本拓実投手(26)が4日、沖縄・名護キャンプでブルペン入りし、171球を投げ込んだ。救援投手としては異例の球数で「リリーフを続けてきて、力いっぱい投げることを覚えすぎてしまった感じがあった。1球目も170球目も同じ球速で投げられるようにするイメージ。フォーム的に力任せにならないように」と狙いを口にした。

すべてストレートで「インコース、アウトコースと決めて、同じコースに投げられるように」。当初は150球程度を想定していたが「隣の金村が終わってなかったので。終わってから終わろうかなと」と“おかわり”を続け、170球を超えた。

中日時代に力みを取るために行っていた取り組みで、100球以上投げ込んだのは23年以来3年ぶり。当時はシート打撃で苦しんだ直後、200球を投げ、最後の方は一度110キロ程度まで落ち、その後、125キロまで球速が戻ったという。“ランナーズハイ”ではないが、疲れがたまった後に、もう1度、感覚が研ぎ澄まされる“ピッチャーズハイ”的な効果を狙った。

24年は36試合に登板し防御率1・82と安定したが、昨季は27試合で3・51と苦しみ、9月に登録を抹消された。「僕は力みすぎるところがある。取り除くには球数を決めて、その球数をどうやって同じ出力で投げるかというところをやって、体の使い方を思い出させる。時代にそぐわないかもしれませんが、体の感覚で覚える作業が必要と思った」。巻き返しの26年に向け、体にむち打った。

投球練習の最中に背後で新庄監督が見守る場面もあり「今年やりますよという意思表示も大事かなと」。競争が激しい世界だからこそ、自分の存在をさりげなくアピールすることも不可欠だ。2日前の最初のブルペンは背番号と同じ67球。2度目のブルペンは、目いっぱい投げ込む姿を指揮官の脳裏に焼き付け、登板機会増につなげる。【永野高輔】