試合開始15秒、“変則的”なローキックで相手の足をいきなり破壊。直後にさらなる追撃、たった2発で相手を戦闘不能状態にす…
試合開始15秒、“変則的”なローキックで相手の足をいきなり破壊。直後にさらなる追撃、たった2発で相手を戦闘不能状態にする42秒の衝撃KO劇が発生。識者が「こういうのあるんだ」と驚きの声を上げ、ファンも思わずその危険性に「禁止、禁止!」「折れてるんじゃないのこれ」とざわついた。
2月1日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で開催された「Krush.186」で、石郷 慶人(SHINE SPORTS CLUB)と大輝(DK9)が対戦。試合はわずか“2発”の変則的なカーフ(ロー)キックで石郷が大輝を戦闘不能に追い込みKO勝ち。その危険性から”カーフキック禁止論”を唱え、物議を醸した解説の卜部弘嵩も「こんな技があるんだ…」と驚いた様子を浮かべた。
第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦、地元大阪出身の大輝と、福岡から来た石郷の対戦。試合前にはABEMAの解説・Krushプロデューサーの宮田充が「前回の試合はK-1的に非常につまらない試合だった」と辛口評価していた選手のものとは思えない、破壊的なファイトが展開された。
サウスポー構えの両者。試合開始直後、解説の卜部弘嵩が「石郷上手いですね」と反応するほど、石郷の動きは切れ味鋭い。立ち上がりから、ポンポンとテンポ良く右インローと前蹴りで距離を測りながら、プレッシャーをかけ続ける。
開始15秒、石郷が放った弁慶の泣き所への鋭いローキックが「ゴツっ」という音とともに大輝の右足に突き刺さると、宮田が「うわっ今の一発で」と声を上げ、大輝は顔をしかめる。卜部が再び「石郷上手いですよ。間合いの取り方も上手いし」と続けるなか、一発目と同じ三日月蹴りのような軌道で右脛を狙うと、大輝は足から崩れて前のめりにダウン。立ち上がろうとするも右足を引きずりフラフラと後退し、コーナーに尻もちをつき崩れ落ちる大輝を見てレフェリーが即試合をストップ。開始42秒、石郷のKO勝ちが宣告された。
この衝撃的な秒殺劇に、ファンからは「足折れた」「足やられたな」「折れてるんじゃないのこれ」と悲鳴にも似た驚きの声とともに、たった2発で相手が”壊れる”姿に「禁止、禁止だ!」と“禁じ手”認定する声も。スローリプレイで蹴りを確認した卜部は「カーフキック? 違うな。こういうのがあるんだ…前足のつま先、中足で蹴ってるんですよね。ああいう技もあるんですね」と驚きを隠せない様子。石郷の変則的な蹴り技に対して「つま先カーフ」「石郷キック」という命名が飛び交い、「こうやって技術が発展していくんだな」という冷静な分析も見られた。
度重なる怪我人続出から現場の声として”カーフキック禁止論”を唱える卜部が「ああいう技もあるんですね」と驚いたように、従来のカーフとは異なる新技術への注目度は高い。石郷は3月28日の後楽園大会で準々決勝に進出し、安尾瑠輝と対戦することが決定、トーナメントのダークホースから一転、優勝候補の一角として躍り出た。