【SVリーグ 女子オールスターゲームズ】TEAM NICHIKA 3ー0 TEAM YOSHINO(1月31日・GLIO…

【SVリーグ 女子オールスターゲームズ】TEAM NICHIKA 3ー0 TEAM YOSHINO(1月31日・GLION ARENA KOBE)

【映像】選手全員がぞろぞろと…ファン驚き「異例の光景」

 往年の名プレーヤーに対して、現役選手全員がサーブを“懇願”する異例の事態。コートに引っ張り出された元日本女子代表監督が魅せたサーブにアリーナは熱気と驚きに包まれた。

 SVリーグのオールスターゲーム「エムット presents SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2025-26 KOBE」がGLION ARENA KOBE(ジーライオン アリーナ 神戸)で行われた。この日は女子選手たちが登場すると、第1セットは真剣勝負の中でプレー。迎えた第2セットは公式戦ではあり得ない特別ルールが採用され、珍しい一幕も見られた。

「最大4回までボールに触れられる」という「フォアヒットOK」や、「サーブ以外で足のみ使用」という「フットオンリー」のルールが採用される中、続いてのルールは「HC/ACサーブ」という、サーブをヘッドコーチ・アシスタントコーチまたはベンチスタッフが打つ内容だった。これにいち早く反応したのが、TEAM NICHIKAを率いる中田久美ヘッドコーチだった。手元の作戦ボードで顔を隠していたものの、むしろそれは逆効果だった。

 チームのキャプテン・山田二千華がボールを手に持って中田HCに捧げるように膝を着くと、TEAM NICHIKAのメンバーが全員で彼女を囲むようにして集まり、手を合わせて懇願。さすがにこの頼みは断れなかったのか、中田HCは渋々コートへと向かったのだ。

 これに対して、場内からは盛大な「久美コール」。ただ、本人は恥ずかしそうにコートに立ち、エンドラインではなくバックアタックライン付近に立って、左手のアンダーハンドでサーブ。ボールが相手コートに届くと、一目散にベンチへ。それでも、このラリーが終わると、ベンチで両手を挙げてガッツポーズしながらファンの声援に応えていた。

 中田HCは、日本女子バレーボール界をけん引した天才セッターと知られる往年の名プレーヤー。現役引退後は指導者の道に進み、2016年からは5年にわたって日本女子代表監督を務めた。その後、2025年6月にSAGA久光スプリングスのヘッドコーチに就任すると、今季はここまで20勝6敗で2位に立つなど、チームを大躍進へと導く手腕を見せている。

 ファンもこのシーンにはSNSで「SVのオールスターおもろ笑」「中田久美さん、サーブするの!」「中田久美のサーブ!」「中田久美のサーブは貴重!」「まさかの中田久美HCのサーブ」といったコメントを寄せ、滅多に見られない光景を楽しんでいるようだった。

 なお、試合はその中田HCが率いるTEAM NICHIKAが3―0でストレート勝ち。8320人が詰めかけたバレーボールの祭典は、大盛り上がりの中で女子の戦いを終えた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)