阪神OBの赤星憲広氏(49=野球評論家)が3日から臨時コーチとしての沖縄キャンプを訪問している。第1クール最終日の4日は…
阪神OBの赤星憲広氏(49=野球評論家)が3日から臨時コーチとしての沖縄キャンプを訪問している。第1クール最終日の4日は若手や調整組が中心の具志川キャンプで指導する。阪神の臨時コーチを務めるのは4年連続。
5年連続盗塁王のレッドスターは盗塁・走塁はもちろん、中堅守備の名手でも知られた。WBCで中堅を守る可能性がある森下翔太外野手(25)からも、中堅守備に関する質問があり、持論を伝授した。
全選手を前に「走塁に限らず、なんでも聞いてほしい」とあいさつしたところ、初日は意外にも投手陣からの質問が多かったという。走塁スペシャリストの目線から見て、投手はどう対応すべきか、というアドバイスを求められた。
昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得した才木浩人投手(26)は典型的な右の本格派。長い手足をダイナミックに使って質のいい球を投げるが、その分、癖も出やすい。
「才木くんの投げる時の(癖)は僕も知っている。ここでは言えないですけど、どうなったらホームに投げるかとか。それは本人も分かっているし、相手チームも知っていると思うので、秘策を言っておきました」と明かした。
「秘策」とは何か。貴重なヒントを明かした。現役時代に攻防を繰り広げた巨人の上原浩治や広島の黒田博樹の名を出して、「いい投手になるほど癖を直さずに、それを利用してくる。才木くんもたぶん、今年はそれをするんじゃないですか」と語った。
左投手からの質問も多かった。伊藤将司(29)や富田蓮(24)、伊原陵人(25)ら先発左腕たちは、共通して盗塁対策に頭を巡らせている。
「彼らは『赤星さんならどれが一番走りにくいですか?』という質問でした。左投手は僕、好きだった(走りやすい)ので、こういうときに走るよというのをアドバイスしたり。そう思っているなら、それは逆だよっていう話をさせてもらいました」
投手にとって「癖」はナイーブな話題だが、赤星氏と阪神投手陣は“核心”に迫ったやりとりがあったことをうかがわせた。