日本バスケットボール協会(JBA)は男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)の契約終了発表から一夜明けた3日、都内で会…

 日本バスケットボール協会(JBA)は男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)の契約終了発表から一夜明けた3日、都内で会見を開いた。今月26日と3月1日にW杯アジア1次予選2試合を控える中、事実上の解任に至った経緯について、島田慎二会長(55)は「双方の考えに相違があった」と説明。米NBAレーカーズの八村塁(27)との確執による影響は否定した。新監督には、B1琉球ゴールデンキングス監督の桶谷大氏(48)が就任すると発表された。

 激震から一夜が明け、JBAによる会見場は多くの報道陣で埋め尽くされた。ホーバス氏の“解任”を巡りさまざまな臆測が飛び交う中、島田会長は「できる限り事実に基づいて説明したい」と、同席した伊藤拓摩強化委員長(43)とともに約1時間、説明を続けた。

 監督交代の最大の理由は強化方針の転換だ。1次リーグ敗退となった24年パリ五輪後、ロサンゼルス五輪を目指しホーバス氏の続投を決定。だが、昨年10月に新設された強化委員会の伊藤委員長のもと、五輪ごとの強化計画と次世代代表の強化を同時並行で進める「12年の中長期計画」にシフトした。

 1月初旬にホーバス氏に対して説明の場を設けたが、折り合いが付かず。確固たる信念を持ち日本バスケの発展に貢献してきた同氏に急激な方針転換を求めることは「リスペクトに欠ける」と、JBA側から契約終了を判断。新体制での活動期間を増やすため、迅速に発表へ踏み切った。

 会見では、ホーバス氏の手腕を疑問視する発言を繰り返した八村との確執に関する質問が飛び交った。島田会長は「直接的な影響はない」とこれを否定。伊藤委員長も「一選手の意見でヘッドコーチをどうするのか、ということはない」と強調した。

 今後は「最強の布陣」を目指すとし、NBAの八村や河村勇輝(ブルズ)の招集に尽力すると表明した。世界基準を目指す日本バスケ界にとって、大きな分岐点となりそうだ。