「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座) 阪神・中野拓夢内野手(29)が3日、“サイレントスタート”で盗塁成功率を高めるこ…

 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神・中野拓夢内野手(29)が3日、“サイレントスタート”で盗塁成功率を高めることに意欲を示した。「盗塁を決めたいと思うと体に力が入ってしまう。そうなると上体が起き上がって、スピードに乗らない課題がシーズン中も数多くあった」といった課題を踏まえ、4年連続で臨時コーチを務めた球団OB・赤星憲広氏(49)から脱力を助言された。

 キーワードは「静」。「目線が上がることなく頭がそのまま真横を走っていくような意識。(赤星氏の)音を出さずにスタートを切るというのは、すごく印象的な言葉でした」。プロ1年目には30盗塁で盗塁王に輝いたが「怖さ知らずな部分もあった」と振り返る。以降は年々、他球団の警戒度が増した。それが力みにつながっていたと分析し「力むと悪循環しかない。(盗塁を)決めたい気持ちを抑えて、音を立てずにサッと行くイメージ」を習得していく。

 昨季はリーグ4位の19盗塁。赤星氏は「正直19でも物足りないですよね。いろいろ話しましたけど最低20個はね。僕はいつも『あなたがキーマンなんですよ』って思いながら見ているので」と極めて高い期待を寄せた。

 昨季の盗塁成功率は73・1%。“赤星塾”での収穫を体現できれば、上積みは見込める。「緊張感のある場面で走りながら、なおかつ成功率を上げていく。そこにこだわりを持ってやっていきたい」。塁上で足音を忍ばせ、スピードスターの称号を手に入れる。