「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座) 先発陣に新たに加わる新外国人コンビ、カーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレー…
「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)
先発陣に新たに加わる新外国人コンビ、カーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=とイーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=が3日、そろって来日初のブルペン入りした。身長203センチのラグズデールは、ヤンキースのジャッジを抑え込んだ剛球を披露。他球団のスコアラーも規格外の可能性に警戒を強めるなど、上々の“デビュー”を飾った。
マウンドに上がるまでもなく“でかい”ラグズデールがマウンドに立つと、威圧感は何倍にも膨れ上がった。長い足を踏み出し、日本人にはまねできない高さのリリースポイントから放たれた剛球は、そのまま捕手のミットに突き刺さった。
「初めての日本でのマウンドだったので、自分の中でも球数を決めながら、しっかり(日本のマウンドを)感じられたらと思って。今日はしっかりマウンドで自分の感覚を取り戻すというのがメインだった」
本人の中では試運転だったというが、カットボールやスプリットを交えた26球は大器を予感させるには十分だった。
特に、長身から投げ下ろす力強い速球が大きな武器だ。初ブルペンでもさっそく披露し、「しっかり真っすぐで空振りが取れるという点は自信がある」と胸を張った。オリオールズ時代の昨年9月、ヤンキースのジャッジから空振り三振を奪ったのも、渾身(こんしん)の速球だった。メジャーを代表するスラッガーをねじ伏せた経験を「今までで一番のシチュエーションだった」と振り返った。
他球団のスコアラーも気おされ、警戒心を強めた。ヤクルトの渡辺スコアラーは「めちゃくちゃでかい。その分角度もある。打席に立ったら、より大きさを感じるんじゃないか」と仰天。中日の井本スコアラーも「威圧感があった。しかも変化球もうまく使える」と、速球だけでなく規格外の体格を使いこなす器用さを評価した。
初ブルペンで他球団に鮮烈な印象を植え付けた右腕。入団決定後から日本のボールを使って練習し、長身を生かせるように投球のメカニズムを見直すなど、日本での成功に向けて余念がない。「自分の体格、高さを生かした投球ができたらいいですし、しっかり自分のボールをコントロールできるようにしていけたら」。先発ローテ入りを期待されており、長所を生かしてセ界を制圧し、日本での成功をつかむ。