阪神歴代最長身投手の203センチ右腕、カーソン・ラグズデール投手(27=オリオールズ)がベールを脱いだ。春季沖縄・宜野座…
阪神歴代最長身投手の203センチ右腕、カーソン・ラグズデール投手(27=オリオールズ)がベールを脱いだ。春季沖縄・宜野座キャンプ3日目、来日初のブルペン投球。投じた26球は直球中心で、2階から投げ下ろすような角度あるストレートは、世界の大スターをも斬ったことがある最強の武器だ。
「今までで一番のシチュエーションだったよ。いい経験ができたと思うね」
昨年の9月下旬のヤンキース戦でアーロン・ジャッジ外野手(33)と対戦。こん身のストレートで空振り三振に奪った。「9月28日かな。最終戦の2つ前くらいの試合だったと思います」。ジャッジは昨季打率3割3分1厘で首位打者に輝き、53本塁打、114打点の成績で2年連続3度目のMVPに選出されたスーパースター。3月のWBCでは米国代表の主将を務めることが決まっている。ドジャース大谷翔平投手(31)にも匹敵する好打者を打ち取り、自信たっぷりのタテジマ加入。「しっかり真っすぐでも空振りが取れるというのは自信だね」。フォークやスライダー、自慢のカーブも披露。上々のデモンストレートを終えた。
高身長で歩幅が長い分、リリースポイントも他の投手より前に出る。打者目線では球速よりも速く感じることになりそうだ。視察した中日の井本スコアラーは「威圧感? そう。球速よりも速く感じる。体感速度は速く感じるかな」と証言。ヤクルトの渡辺ゲームアナリストは「いやー、なかなかいないんじゃないですかね」とNPBに似た投手がいないと困惑。自己最速は97マイルで約156キロ。同じく来日初のブルペン投球を披露した191センチの球団助っ人最長身左腕、イーストン・ルーカス投手(29=ブルージェイズ)とともに、左右のツインタワーが007に警戒感を抱かせた。
DeNAに移籍したデュプランティエの穴を埋めるべく、開幕ローテーション候補への期待が高まる。「高いレベルの野球ができるのは本当にいいね」。“ジャッジ斬りストレート”で、虎の強力投手陣に割って入る。【只松憲】
◆カーソン・ラグズデール 1998年5月25日生まれ、米フロリダ州出身。南フロリダ大から20年ドラフト4巡目指名でフィリーズ入り。24年に3A昇格して登板を重ね、25年9月にメジャーデビュー。中継ぎ2試合で5回を投げ10安打、4三振、1四球、防御率14・40。オフにブレーブスに移籍後、自由契約になった。マイナー通算89試合(先発80)で21勝22敗、防御率4・36。203センチ、106キロ。右投げ右打ち。背番号46。今季推定年俸は1億2400万円。