ロッテ・ドラフト1位の石垣元気投手(18=健大高崎)が3日、初ブルペンで超大物級の片りんを見せた。宮崎・都城キャンプ3日…
ロッテ・ドラフト1位の石垣元気投手(18=健大高崎)が3日、初ブルペンで超大物級の片りんを見せた。宮崎・都城キャンプ3日目、立ち投げで直球のみ15球。1月の新人合同自主トレでもブルペン入りはしておらず、プロ入り後初の傾斜での投球となった。サブロー監督や母校の恩師が見守る中で堂々とした姿を見せた。
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朗希? 今井? 注目ルーキーを表現するのに大物投手の名前が次々と挙がった。石垣元本人も心待ちにしていた初ブルペン。1球1球、丁寧に、ノーワインドアップで直球のみ立ち投げで15球。「楽しく投げ終われたのでよかったです」とラスト1球を投げ終えると、白い歯を見せ安堵(あんど)の表情を浮かべた。
昨年9月のU18侍ジャパン以来の固いマウンド。「自分的にもいい球が出ていたので、もっとブルペンに入る回数を増やして100パーセントの力感で投げられるようにしたい」と意欲を見せた。10球目に左足をつく位置が合わずにひっかかってしまう場面もあった。それをのぞけば、ほぼ味園ブルペン捕手の構えたミットにぶれることなく納めたが、自己採点は「70点」だった。
満点に30点足りなくても、見ている人の評価は高かった。サブロー監督は「一言で言うとバケモン」と脱帽した。「7割ぐらいで投げてたって言ってましたけど、立ち投げ、あれだけでもやっぱものが違う」と目を見張った。「あの体で出力が出せるのがすごい。下手したら朗希クラス」と「令和の怪物」ドジャース佐々木を引き合いに出した。
視察した西武佐野ゲームアナリストも「テイクバックが小さくて、いきなりボールが出てくるようなフォーム。リリースの感覚で言うと、うちにいた今井のような感じ」とアストロズ今井になぞらえた。「今井はちょっとリリース低いんですけど、石垣君はリリース高くて角度も出そう。ホップ成分が出そうな球なのかなっていうのは感じました」と高卒右腕を絶賛した。
準備は入念だった。ウオーミングアップを済ませると、1度室内練習場へ。トレーナーとマンツーマンで約10分間のトレーニングを行い、再びグラウンドに走り、投内連携に初参加。先輩投手たちとメニューをこなしたが「もっと自分から声を出していけばよかったなと思いました」と反省点も語った。それから、キャッチボール、ブルペン入りと続いた。
2回目のブルペン入りは未定。「もう1回ぐらいは立ち投げで、次は変化球も投げてっていう感じでいきたい」と先を見据えた。石垣元にとって初めてづくしの日でも、大きな存在感を発揮した。【星夏穂】
【石垣アラカルト】
◆生まれ 2007年(平19)8月16日生まれ、北海道登別市出身。
◆サイズ・投打 180センチ、78キロ。右投げ両打ち。
◆球歴 小学1年生から柏木ジュニアーズで野球を始め、中学時代は洞爺湖リトルシニア。高校は健大高崎で2年春にセンバツ優勝。
◆プロでの目標 最速170キロ、沢村賞
◆目標の選手 今井達也
◆好きな食べ物 カレーライス
◆入寮時の持ち物 高校時代から使用していたストレッチポール
◆仲良し 同い年のドラフト3位奥村頼人投手と互いの部屋を行き来する仲。U18代表でもチームメートだった。