5年ぶりに復帰した日本ハム西川遥輝外野手(33)の「新たな自分探し」は順調だ。3日、沖縄・名護キャンプで実戦形式の打席に…
5年ぶりに復帰した日本ハム西川遥輝外野手(33)の「新たな自分探し」は順調だ。3日、沖縄・名護キャンプで実戦形式の打席に立ち、孫易磊から“復帰後初安打”を放った。その後のフリー打撃では新庄監督から直接アドバイスを受けて即実践。“癖見抜きの達人”による“魔改造”も受け入れながら“ニューハルキ”誕生へ精進を続ける。
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西川らしい、強烈な打球が右翼線を駆け抜けた。メイン球場で行われたライブBP。WBC台湾代表の孫易磊との対戦で、カウント3-1からのボールを見事に引っ張った。久しぶりの実戦形式で最速152キロだったスピードは「目は慣れてるんですけど、体が反応してないんで、まだまだ。でも、前に飛んでくれたんでね、よかった」。きっちり安打性の打球を放ったのは、さすがだ。
5年ぶりの名護キャンプ。コンディションは「いいと思います。疲れてます」と心地よい疲労感も漂う中で、新たな自分を探すための挑戦は始まっている。
この日はライブBP後のフリー打撃で新庄監督から直接、声をかけられた。“癖見抜きの達人”から受けた助言は「その都度その都度、僕も確認しながらやらないといけない部分」と把握していた課題のひとつ。その詳細は伏せたものの「結構、痛いとこ突かれたような感じだった」。
指摘を受けた後のフリー打撃では、打った直後に新庄監督がマルのポーズを作ったり、拍手を送る場面もあった。「すぐできてるとは思わないし、でも、やろうとしてることが伝わってるんだと思う。(キャンプは)それをどう自分の中に取り込むかっていう作業になってくる」と指揮官の観察眼から得た成長要素をしっかり吸収した。
さらに大きなチャレンジもしている。「バットのことも言われているので、いろいろ試しながらになると思います」。キャンプ前にあった新庄監督からの指示で、今キャンプは複数のバットを準備。昨季までと同じものに加えて、重心の位置も変わってくる別の形状のものを「今は2、3種類」用意して使用している。「ここ10年ぐらい同じ形で、本当に自分に合ってるのかどうか。思い切って変えるのも、いいのかな」と試行錯誤していくつもりだ。
新たな指揮官との出会いで「言われないと分からない部分もたくさんある。言われて気づくことが新たな自分を見つける近道でもあると思うんで、どんどん吸収していきたい」。名護で“まだ見ぬ西川遥輝”になって、北海道へ帰る。【木下大輔】