【ミラノ3日=藤塚大輔】フィギュアスケート男子でミラノ・コルティナオリンピック(五輪)代表の三浦佳生(かお、20=オリエ…
【ミラノ3日=藤塚大輔】フィギュアスケート男子でミラノ・コルティナオリンピック(五輪)代表の三浦佳生(かお、20=オリエンタルバイオ/明治大)が、ミラノ郊外のマルペンサ空港に到着した。サンライズレッドのジャパンジャージーに身を包み「ショート、フリーの自信はつけてきているので、できることだけに集中して頑張れば、結果はその先に見えてくると思う。まずは自分に集中していきたいです」と初舞台へ意気込んだ。
先月25日まで行われた4大陸選手権では、今季自己最高の合計273・73点で3年ぶり2度目の優勝を達成。フリー4位の175・14点だったものの、ショートプログラム(SP)首位の貯金を守り、総合2位のチャ・ジュンファ(韓国)を0・11点差で上回った。
その2日後の同27日には、自身のX(旧ツイッター)を更新。応援への感謝を示した上で「少し話が逸れますが、先日の結果の件で様々な意見があり自分の元に少し攻撃的なコメントが送られてきています」「確かに気持ちがわかる部分はあるのですが、その結果を受けてスケートとは関係のない部分だったりを誹謗中傷したりするのはやめてほしいなと思います! 上記のような誹謗中傷をする人はおそらく他の人にも送っていると思うのでそれはやめて欲しいと思います。傷つく人もいると思います。話しが逸れてしまい申し訳ないです!」などとつづり、誹謗(ひぼう)中傷の自制を促す発信をしていた。
この日の取材では、あらためて投稿の意図や思いに言及。主に海外在住者とみられるユーザーから、インスタグラムのダイレクトメッセージで「1位はお前じゃない」「冒頭の4回転トーループは転倒扱いではないのか?」などの声が届いたという。
「僕自身はそこまで落ち込むことはないんですけど。ただ、インスタにダイレクトで通知がきて『うるさいな』って。でもびっくりしました。今まで直接というのはあまりなくて、海外の方が多くて。やめろ、という意味を込めて発信しました」
さらに「(演技とは)関係ないことまで言ってくる人もいて。そういう人って、いろいろな人に送っていると思うので、やめてほしいという感じです。選手によっては、傷ついてしまう。なかなか打ち明けられずに悲しんでしまう選手もいると思うので、それはダメでしょ、というところでした」と、思いを打ち明けられないアスリートも想像した上での発信だったと丁寧に説明した。
日本オリンピック委員会(JOC)は、今回の五輪の誹謗中傷対策として、現地に弁護士を含めたスタッフ6人を常駐させることを発表。東京都内で開いた日本選手団の監督会議で報告した。人工知能(AI)を活用したモニタリングに加え、スタッフによる目視でもチェックする。Xやインスタグラムなどを対象とし、投稿の内容によって削除を要請するほか、関係機関と連携して対応するという。