日本バスケットボール協会は2日、男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチとの契約を終了したと発表した。協会は「今後の代表…
日本バスケットボール協会は2日、男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチとの契約を終了したと発表した。協会は「今後の代表強化に関しての方向性の相違によるもので、個人の責に帰すものではない」と説明している。2月末にFIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選を控える中、電撃的な退任となった。
協会は3日に会見を開き、後任人事を発表し、ヘッドコーチには桶谷大氏、アシスタントコーチには吉本泰輔、ライアン・リッチマン氏が就任することが明らかとなった。
強化の方向性に相違 W杯予選直前の決断
今月26日と3月1日に沖縄でFIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選の中国戦、韓国戦を控えているタイミングでの契約終了。昨夏のFIBAアジアカップ2025では準々決勝進出決定戦で敗退し9位に終わるなど、ロス五輪に向けた体制見直しが進められていた。
パリ五輪後には米プロNBAで活躍する八村塁が協会の方針に関して意見を述べる場面もあり、チーム運営に課題も指摘されていた。
琉球を強豪に育てた桶谷大氏 国内屈指の実績
後任桶谷大氏は48歳。2008年に琉球のヘッドコーチに就任すると、当時のbjリーグで2度の優勝を達成した。Bリーグでも2021年から再びキングスの指揮を執り、昨年の天皇杯優勝や4年連続のファイナル進出を果たすなど、リーグ随一の強豪クラブに育て上げた。
国内でトップクラスの指導実績を誇る一方、日本代表での指揮は未経験。
若い力を爆発させて!!男女バスケ日本代表U18 、合宿終了!
48年ぶりの五輪出場権獲得 ホーバス氏の功績
米国出身のホーバス氏は2017年に女子日本代表のヘッドコーチに就任し、東京五輪で銀メダルという歴史的快挙を成し遂げた。2021年9月から男子代表を指揮。2023年のFIBAワールドカップではアジア最上位の19位でパリ五輪出場権を獲得し、48年ぶりの自力での五輪出場を実現させた。
島田慎二JBA会長は「トム・ホーバス氏が浸透させたプレースタイル、一切の妥協を許さず勝利を信じ抜く文化は、日本バスケ界の確かな財産となった」とコメント。10年間の貢献に感謝の言葉を述べた。
日本代表は26日に中国代表、3月1日に韓国代表と対戦。ロス五輪につながる重要な予選を新指揮官の下で戦うことになる。