石井大智は昨季、日本記録樹立と剛腕ぶりが大きく注目を集めた(C)産経新聞社 3月に迫ったWBC、大会連覇がかかる侍ジャパ…

石井大智は昨季、日本記録樹立と剛腕ぶりが大きく注目を集めた(C)産経新聞社

 3月に迫ったWBC、大会連覇がかかる侍ジャパンのメンバー選考も固まってきた中でクローザーを誰が務めるかにも注目が高まっている。

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 近鉄OBの佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で占う「シゲキ的球論」、今回は侍ジャパンの守護神に独自の考察を加えている。

 現在メンバーが発表されている中で抑えの経験があるのは松井裕樹(パドレス)、大勢(巨人)、平良海馬(西武)、石井大智(阪神)ら。

 有力とされているのは左腕でメジャーでもリリーバーを務めるパドレスの松井ということになるが、この点に関して佐野氏は「経験値から言えば、松井ですが、メンバーに左投手が4人(松井、菊池、曽谷、宮城)しかいない。それを考えると松井をクローザー固定というのはリスクがある」と指摘する。

 そんな中で、佐野氏がクローザーに指名するのは、阪神の石井だ。昨季は50試合連続無失点の日本記録も樹立、53試合に登板し、防御率は脅威の0.17をマーク。150キロ超の剛速球に変化球のコンビネーションで失点を許さないとあって、佐野氏は熱視線を送る。

 その上で条件面にも言及。「1つだけポイントがあって、高めに強い球をコントロールできるかどうか。それができれば、アッパー気味に振る外国人打者にはかなり有効。シーズン中はあまり高めを使った印象はないですが、ここがクリアできるようなら、シーズンに入ってもかなり有効だと思いますし、できると思います」と守護神起用に太鼓判を押した。

 今回のWBCは侍ジャパンを倒すために米国代表含め、各国も強力メンバーをそろえてきている。再びの頂点を目指す中で大事な守護神は果たしてどの選手が担うのか。井端弘和監督の起用にも注目が高まっていきそうだ。

【さの・しげき】

1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。

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