2030年に島根県内で開催される第84回国民スポーツ大会(島根かみあり国スポ)に向け、正式競技の弓道が実施される県立大…

 2030年に島根県内で開催される第84回国民スポーツ大会(島根かみあり国スポ)に向け、正式競技の弓道が実施される県立大田高校(大田市大田町大田)に「遠的弓道場」が整備された。選手の競技力強化拠点、地域の人たちが伝統文化に親しむ場などとして活用される。1月31日、現地で完成披露式があった。

 島根かみあり国スポの弓道は団体戦(1チーム3人)が実施される。種目は28メートル先の的(直径36センチ)を狙う近的と60メートル先の的(直径1メートル)を狙う遠的の二つ。

 近的の弓道場は大田高にあるが、遠的は県内になく、選手は県外に出るなどしていた。このため、県が昨年、約1億3千万円を投じて大田高に造った。練習用で、国スポの本番で使う遠的競技場は大田高に仮設される。

 完成披露式では、大田高弓道部を代表して竹下ななさん(1年)が「立派な環境で活動できることに感謝し、さらなる上達を目指して部員一同普段の練習に励んでいきます」とあいさつ。

 県弓道連盟の選手として、末田涼さん(25)が決意表明し、「多くの選手の努力によって歴史を刻み、地域にも愛される弓道場となる」ことを願った。その後、末田さんら選手6人が1人2本ずつ遠的の的を射る「祝射」などがあった。(石川和彦)