ニュージーランド代表を倒した勢いのまま、英国遠征を全勝といきたかったオーストラリア代表“ワラビーズ”だが、世界ランキング2位のイングランド代表にまたも苦汁をなめさせられた。11月18日、ロンドン郊外のトゥイッケナムで対戦し、6-30で敗れた。
 オーストラリアは前半からポゼッション、テリトリーとも数字的には上回ったが、雨の影響もあったか得点につなげることができず、イエローカードを2枚提示されるなど規律面でも流れを悪くした。

 堅守を武器とするイングランドはオーストラリアにトライを許さず。攻めては、ラスト30分間で4トライを挙げている。
 53分(後半13分)にWTBエリオット・デイリーが挙げた最初のトライは、相手のミスから得点に結びつけ、ダメージを与える大きな1本となった。攻め込んでいたオーストラリアが落球し、自陣深くから脱出したかったイングランドはSHベン・ヤングズが無人の左サイドへロングキック、バウンドしたボールはタッチラインを割ることなく内側に残り、油断していたオーストラリアのFBカートリー・ビールがあわてて処理しようとしたが、チェイスしていたイングランドのデイリーが足にかけてドリブルし、インゴールで押さえた。

 イングランドのSHは充実しており、途中から入ったダニー・ケアは絶妙のキックで71分と78分のトライを演出。試合終了前は仲間がディフェンスでプレッシャーをかけて攻めに転じ、ケアがフィニッシュして大差がついた。

 オーストラリアは、エディー・ジョーンズが指揮官となったイングランドには一度も勝っておらず、対戦成績はこれで5連敗となった。