楽天ドラ1・藤原聡大が見せた大器の素養 楽天のドラフト1位・藤原聡大投手(花園大)が2日、初めてブルペン入りし153キロ…
楽天ドラ1・藤原聡大が見せた大器の素養
楽天のドラフト1位・藤原聡大投手(花園大)が2日、初めてブルペン入りし153キロをマークした。受けた捕手・堀内が「速くて、強い。ホップもすごかったので、すごい武器になると思います」と絶賛したストレートは、このオフ、ポスティングシステムを利用して西武からアストロズに移籍した今井達也投手をモチーフにしているという。
キャッチボール中は目立たなかった身長177センチ、体重75キロの“スレンダーボディ”がブルペンで躍動した。カーブの試投から始まった初ブルペンは、ストレートを投げた瞬間から見る者を引き付けるワンマンショーに変わった。
力感のないフォームから投げ込まれる弾丸ストレートが、受ける捕手・堀内のミットを叩く。初めて組んだプロの捕手から「いいね~」「エグいんちゃう」という誉め言葉をもらい藤原のテンポも上がった。三木肇監督ら首脳陣が見守る中で縦横のスライダー、フォークを交えた25球を投じた。
ブルペンで期待のドラ1右腕を見守った三木監督も「すごく躍動感があるというか、のびのびとバネがあって、表現として合っているか分からないけど、ゴムがパンと弾かれるような、切れのあるすごいフォームとボールだった」と絶賛した。
藤原は「7、8割ぐらいの力感でこのような球速が出ていたので、自分の中ではそんなに出ているとは思わなかった。体の感覚自体はよかった。150キロを超えてきたのはよかったと思う」と周囲が絶賛したストレートを解説。その上で「いつ実戦で投げさせてもらえるか分かっていないんですけど、とにかく1回目の実戦でしっかり結果を出して、開幕で1軍の舞台にいれるようにしたい」と今後について言及した。
さらに自らの投球スタイルについて「軸となる球が真っ直ぐとスライダーだと思うのでそこを磨いていきたい。投球スタイルとしては今井達也選手を参考にさせていただいています。平均球速(の高さ)だったり三振を取り切れるところ。そういうところをレベルアップしていければと思っている」と言及。西武での9年間で58勝をマークし、メジャー移籍を果たした右腕をイメージしていると明かした。
「重心を低くというのは自分の中で意識しているので、(球が)浮き上がっているように見えるというのはいいのかなと思います。打者の手元で強く浮き上がるのはファウルを取れたり、空振りが取れることにつながるので。(今井さんの)力感のないフォームから力強い球を投げるというのは意識しています」
今井がメジャーに旅立つタイミングでその系譜を追いかける逸材が現れたのは、パ・リーグ、そして日本球界にとっていい兆しである。(伊藤順一 / Junichi Ito)