中国代表としてミラノ・コルティナ五輪にも出場するグー(C)Getty Images ミラノ・コルティナ冬季五輪は、現地時…

中国代表としてミラノ・コルティナ五輪にも出場するグー(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ冬季五輪は、現地時間2月6日に開会式を迎える。真冬の祭典が間近に迫る中、各国アスリートたちの準備も着々と進んでいる。

 3大会ぶりに欧州に冬季五輪が舞い戻る今大会において、小さくない注目を集める一人が、女子フリースタイルスキーの中国代表であるアイリーン・グー(谷愛凌)だ。

【写真】氷上と雪上のヒロインたち 冬季五輪で輝く女性アスリートを一挙紹介!

 18歳で挑んだ2022年の北京五輪でグーは、「ミスパーフェクト」と評された圧巻のパフォーマンスを披露。女子フリースタイルスキー・ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアで3個のメダル(金メダル2個、銀メダル1個)を獲得した。

 現役スタンフォード大学生という才色兼備の顔を持つ22歳だが、彼女のバックボーンは複雑だ。米国人の父と中国人の母を持つグーは、生まれも育ちもサンフランシスコだったが、15歳となった2019年6月に国際スキー連盟に国籍変更を要請し、中国代表に転身していた。

 ただ、「教育熱心な母親が父親の意見を取り下げて娘の国籍変更をさせた」(米紙『New York Post』より)という現地報道もあり、当時から米国内では異論が噴出。元国連大使であったニッキー・ヘイリー氏は自身のSNSで「アメリカの国旗を選べば、自由のために立っていることになる。だが中国の国旗を掲げることは人権侵害を支持することになる」と発信。ティーンエージャーだったグーを猛烈に非難した。

 ことあるごとに「アメリカにいる時はアメリカ人で、中国にいる時は中国人です」と繰り返すグー。心無い批判は今も続いているというが、「世界は私を許してはくれない」と漏らす本人の言葉を伝えた中国メディア『捜狐』は、その現状を次のように記している。

「2025年が『怪我の状況が最も深刻で、ネット上でのいじめにも苦しんだ年だった』と振り返るグーだが、イタリアでの冬季五輪までに計20回もワールドカップ優勝を果たしている。その実績だけを見れば、アメリカにとっては『損失』と言えるだろう」

 来るミラノ・コルティナ五輪でもメダル獲得争いが確実視されるグー。国籍を巡って批判を受けながらも、大きく飛躍してきた才色兼備のスーパースターから目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「選手の4年間が無駄に…」連盟不手際で五輪消滅のボブスレー男子2人乗り 海外メディアが厳しい指摘 困惑の声も止まず「そんな事があっていいの?」

【関連記事】「オーマイガー!」「冗談でしょ!」20歳フィギュア世界女王の“激変姿”にファン反応 「見ていて力をもらえます」全米選手権2位フィニッシュ

【関連記事】「一体何があったの?」金メダルから7年で激変…ザギトワの「現在の姿」にネット驚愕「すっかり大人の女性に」