別府大分毎日マラソン(1日)で、2時間6分59秒で日本人トップの2位となった吉田祐也(28)=GMOインターネットグル…

 別府大分毎日マラソン(1日)で、2時間6分59秒で日本人トップの2位となった吉田祐也(28)=GMOインターネットグループ=は好走から一夜明けた2日、次戦のマラソンとして、名古屋で開催されるアジア大会(9月26日)か、世界トップレベルの高速マラソンとして知られるドイツ・ベルリンマラソン(9月27日)へ出場するプランを明かした。

 青学大出身の吉田は、母校を練習拠点として原晋監督(58)の指導を受けている。別府大分毎日マラソンでは後輩の「シン・山の神」黒田朝日(4年)とデットヒートを繰り広げた末、先輩の意地で先着。吉田、黒田朝日は、いずれもMGC(28年ロス五輪マラソン日本代表選考会、27年秋開催予定)の出場権を獲得した。昨夜は大分市内で原監督らと会食し、英気を養った。

 「原監督と次のレースについて話しました。日本代表に選ばれたらアジア大会、選ばれなかったらベルリンという予定になりました」と吉田は話した。両レースの開催は一日違いのため、強化スケジュールはほぼ同じ。まずは約1か月、疲労回復に努めた後、マラソン練習を再開する。

 アジア大会のマラソン日本代表は「MGCシリーズ2025―26のチャンピオン」が内定する。同シリーズのランキングは25年3月~26年3月のレース成績をポイント化して決定。別府大分毎日マラソン終了時の暫定ランクでは吉田が首位に立っている。原監督は「今年のアジア大会は日本開催なので代表に選ばれたら多くの人に応援してもらえる。ファストパス(2時間3分59秒以内)でロス五輪代表を狙える力があるので、ベルリンで記録を狙うのもいい」と2プランのメリットを説明した。

 アジア大会では順位を、ベルリンでは記録を最優先して走ることになる。いずれの道も、最終的には28年ロス五輪に続く。(竹内 達朗)

 ◆吉田 祐也(よしだ・ゆうや)1997年4月23日、埼玉・東松山市生まれ。28歳。2016年、東農大三高から青学大入学。学生3大駅伝は3年全日本大学駅伝5区区間賞、4年全日本大学駅伝5区3位、箱根駅伝4区区間賞。20年2月の別府大分毎日マラソンで日本人学生歴代2位(当時)の2時間8分30秒をマークした。卒業後は競技の第一線から退き、大手食品メーカーに一般就職する予定だったが、4年時の箱根駅伝とマラソンの好成績によって翻意。丁重に内定辞退を申し入れ、20年4月に実業団選手としてGMOインターネットグループ入社。同年12月、福岡国際マラソンで初優勝。24年12月、福岡国際マラソンを日本歴代3位(当時)の2時間5分16秒で制し、25年東京世界陸上の代表に選出された。同年9月の世界陸上では34位に終わったが、約5か月ぶりの復帰マラソンとなった別府大分毎日マラソンで日本人トップの2位と健闘して、復調をアピールした。164センチ、47キロ。