【ミラノ=藤塚大輔】フィギュアスケート男子で世界王者のイリア・マリニン(21=米国)が2日(日本時間3日)、本番会場のミ…

【ミラノ=藤塚大輔】フィギュアスケート男子で世界王者のイリア・マリニン(21=米国)が2日(日本時間3日)、本番会場のミラノ・アイススケートアリーナで初めて公式練習に参加した。

35分間でクワッドアクセル(4回転半)を含む4回転以上のジャンプを全6種類着氷。練習の最後にはバックフリップ(後方宙返り)も2度披露した。「メインアリーナでの初めての練習は成功だったと思います。すごく気に入りました。これから数日かけて、もっとこの氷に慣れていけると思います」と好感触を口にした。

マリニンは世界上位6人が集うグランプリ(GP)ファイナルで23年から3連覇し、世界選手権では24年から2連覇中と圧倒的な成績を残している。「4回転の神」と称されており、昨年12月のGPファイナルではフリーで史上初めて4回転以上のジャンプを計7度成功。フリーで世界歴代最高の238・24点をたたき出し、合計でも世界歴代2位の333・81点を保持している。

ともにオリンピアンの両親からは「ここに来てベストを尽くすことが一番の目標だけど、同時に一瞬一瞬を楽しみなさい」とアドバイスを受けている。金メダルの最有力候補は「金メダルをとれる力はあると思っていますが、それを強く意識しすぎると余計なプレッシャーになってしまうので、あまり考えないようにしています」と自然体を強調した。

昨年末のGPファイナルでは史上初の5回転ジャンプにも意欲を示した21歳。報道陣から「今大会でサプライズはありますか? 5回転ジャンプはどうですか?」と尋ねられた際には「それ以上かもしれないよ」とニヤリとほほ笑んでいた。

フィギュアは団体戦が五輪開幕日の6日にスタート。男子シングルは、ショートプログラム(SP)が11日、フリーが14日(いずれも日本時間)に行われる。