「日本ハム2軍紅白戦、白組1-2紅組」(2日、かいぎんスタジアム国頭) 日本ハム・新庄剛志監督(54)が掲げる自己犠牲…
「日本ハム2軍紅白戦、白組1-2紅組」(2日、かいぎんスタジアム国頭)
日本ハム・新庄剛志監督(54)が掲げる自己犠牲の攻撃が2日、キャンプ初実戦で早くも形になった。沖縄・国頭での2軍キャンプで1軍メンバーも参加して紅白戦が行われ、奈良間大己内野手(25)が三回1死三塁から二ゴロで走者を返す打撃を披露。新庄監督も称賛し、10年ぶり優勝のカギに挙げるチーム打撃の意識浸透に手応えをにじませた。
理想に掲げる2026年の新庄野球が、いきなり形となって表れた。キャンプ2日目の紅白戦、三回の紅組の攻撃。矢沢が同点適時三塁打を放った直後の1死三塁から、奈良間が狙い通りの仕事をした。2ストライクから3球目の変化球をキッチリと二ゴロに。勝ち越し点を奪ってみせた。
「奈良間くん、良かったね」。開口一番、名前を挙げた新庄監督の目尻も下がった。キャンプイン前日のミーティングで強調したのは、チームが勝つための自己犠牲の徹底。泥くさい打撃で得点することを求めた。この場面では、初球の見逃しストライク後「どういう打撃をするかなと思って」と、前進守備だった二遊間を後ろに下げるように指示。自らゴロを打ちにいった奈良間を「だからいいんです。あれはもう、今季は打点3ぐらいの評価」と絶賛した。
キャンプ初日の全体練習終了後も、奈良間らはチーム打撃のメニューに取り組んでいた。「チームが勝つためにどう自分がやっていくかが大事。自分の生きる道というか、いいアピールになったのかな」。まずは初実戦で役割をこなし、納得の表情を見せた。
10年ぶりの優勝を果たすには、選手一人一人の献身は不可欠だ。新庄監督は「それができないと、使いはしないですね。できる子を使いたくなるよね、やっぱり」と断言した。とにかく勝ちきる集団へ。「今年が一番、ハイレベルな競争だと思いますよ」という要求に応えられそうな選手の成長が、スタートの一戦で早くも垣間見えた。