虎の5番は絶好調だ! 阪神の春季沖縄・宜野座キャンプ2日目の2日、大山悠輔内野手(31)が豪快弾を連発した。初のランチ特…

虎の5番は絶好調だ! 阪神の春季沖縄・宜野座キャンプ2日目の2日、大山悠輔内野手(31)が豪快弾を連発した。初のランチ特打で72振し、3度の2連発を含む15本の柵越え。左へ12本、中へ2本、右へ1本と全方向に打ち分け、藤川球児監督(45)から5番起用継続を明言されている背番号3が上々の仕上がりを見せつけた。より万全な10年目ボディーをつくり、球団初のリーグ連覇と日本一奪回を導く意気込みだ。

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沖縄の空に次々と上がる放物線に、虎党の拍手とどよめきが入り交じった。大山が宜野座キャンプのランチ特打に初参加。左翼へ12本、バックスクリーンへ2本、右翼へ1本と全方位に放り込んだ。柵越えは72スイングして、3度の連発を含むトータル15本。交互に打って5本フェンスオーバーさせた新助っ人のキャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)との豪快弾競演で沸かせた。それでも大山は満足していなかった。

大山 全然ダメですね。自分の中でいいなという打球が何球かありましたけど、全体的に見たら全然。

これがプロ10年目の肌感覚。浮かれることなく、表情は引き締まったままだった。だが、ネット裏から見つめた巨人の萩原スコアラーは「振れていますね」とより警戒を強めた。3月27日の敵地開幕で戦う相手。巨人は昨季カード別で3割7分6厘をマークしたお得意様で、東京ドームも同3割4分の好相性を誇る。その巨人007に例年以上に手強い大山を印象づけた。

藤川監督からは昨年末に5番起用継続を通達された。指揮官は佐藤の4番も未定とするなど、打線をシャッフルする考えを明かしている中、唯一打順が確定した。その重みを感じるからこそ、もっと上を目指す意識でキャンプに臨んでいる。

大山 まだまだなのでしっかりまたやっていきたいですし、でも限られた時間しかないので。そこはしっかり頭に入れながら、また明日からやっていきます。

特打を終えると、後ろの6番を打つ可能性もあるディベイニーとハイタッチ。新たなチームメートとコミュニケーションを図り、雰囲気作りにも一役買った。8年連続2桁本塁打中の背番号3はよきアニキ分だ。

全体練習前の午前9時過ぎには早出特守に参加。中野、佐藤と昨季のゴールデングラブ賞トリオでノックを受けた。藤川監督も見守る中、約30分間で59本受けて無失策。厳しい打球にも食らいつき、若手選手のようにひた向きに白球を追いかけた。佐藤や森下らのWBC参加中は、いま以上に野手リーダー役割も期待される。球団初のリーグ連覇と日本一奪回へ、大山が燃えている。【村松万里子】